
Seminar
JMPer's Meeting 2025
~ 製造業における問題解決と多変量データの解析 ~
弊社東京オフィスにて、JMPユーザーの方々に活用事例をご紹介いただくイベントを開催いたします。
NXPセミコンダクターズの阿部様には、シックスシグマに基づく体系的な問題解決アプローチをご紹介いただき、JMPを活用したビッグデータ解析による効果的な要因の絞り込み手法について、具体的な事例を交えてご説明いただきます。
また、東林コンサルティングの細島様には、不良などの品質データを対象に、グラフビルダーやデータフィルタを活用した多変量データ解析の手法をご紹介いただきます。
さらに、弊社の増川より、クラスター分析を用いた半導体ウェハーマップのパターン分類の試みについて、分析結果をご報告いたします。
JMPユーザーの方々のJMP活用事例を直接聞くことができる貴重な機会ですので、ぜひご参加をご検討ください。
日時
2025年5月23日(金)13:30~16:15(受付開始 13:00)
会場
SAS Institute Japan株式会社 東京本社
※ 対面式での開催です。ハイブリッド開催、またアーカイブ配信の予定はございません。
参加費
無料(事前のお申し込みが必要です)
定員
100名(先着順)
講演者
阿部 晃 様
NXP Semiconductors N.V. / NXPセミコンダクターズ
Technical Director, Six Sigma Master Black Belt テクニカルディレクター、シックスシグママスターブラックベルト
細島 章 様
東林コンサルティング 代表
山武ハネウエル(現アズビル)で理事 研究開発本部長,品質保証推進本部長を歴任後に東林コンサルティングを設立.専門領域はデータ解析、品質改善、市場不良予測、ロバスト設計、実験計画、デザインレビュ―、ヒューマンエラー対策、現場指導など.主な著書は『よくわかる「問題解決」の本』日刊工業新聞社 2014(単著).主な論文は「生産ラインのヒヤリハットや違和感に関する気づきの発信・受け止めを促進するワークショップの提案」品質管理学会 2016【品質技術賞受賞】.Discovery Summit Japanでは2018年から毎年口頭発表を行っている。 「作業ミスを誘発する組織要因を可視化し改善を促進する仕組みの提案」 「JMPによる品質問題の解決~不良解析と信頼性予測の事例紹介~」 「JMPによる実験と解析の効率化」 「品質問題をテキストマイニングで究明する方法」 「JMPによる品質問題の発⾒と解決」 「グラフビルダーとデータフィルタを駆使したドリルダウンで多変量解析の訴求力を向上する」 JMP On Air日本版 2021では「JMPによる開発・生産・品証の業務改革」題して5回シリーズの講演を行った。
増川 直裕
SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部
主に技術業務を担当。近年はWebセミナー講師や動画作成、ブログ執筆などを通じて、JMPの持つさまざまな機能、特徴を紹介している。
プログラム
時間
内容
13:30~13:35
ご挨拶、本セミナーのご案内
13:35~14:15
体系的な問題解決:JMPによる効果的、効率的な発生原因特定
NXP Semiconductors N.V./NXPセミコンダクターズ 阿部 晃 様
※ 阿部様は米国在住のため、現地からライブ配信をいたします。
14:15~15:00
ウェハーマップの欠陥パターン分類チャレンジ ~座標データのクラスタリング~
SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部 増川 直裕
15:00~15:20
休憩
15:20~16:10
グラフビルダーとデータフィルタを駆使した多変量データの解析
東林コンサルティング 代表 細島 章 様
16:10~16:15
JMPからのお知らせ、閉会
※ 発表時間が多少前後する可能性がございます
発表概要
体系的な問題解決:JMPによる効果的、効率的な発生原因特定
半導体製造業では高価で複雑なプロセスのため、製品歩留、サイクルタイム、品質を維持することが極めて重要である。製造プロセスの工程安定維持並びに特殊原因による工程不安定状態から速やかに工程を正常状態に戻す能力を培う事は品質、コスト、デリバリーへの影響が大きく、非常に重要な事項である。 NXPセミコンダクターズは、体系化された問題解決アプローチの構築、継続的な改善を推進しており、シックスシグマと一体化されたこれらのアプローチを用いることで製品特性または製造プロセスを正常な状態に戻すための発生原因と解決策をロジカルに最小限の期間で特定することに成功している。 このプレゼンテーションでは、シックスシグマのベーシックな問題解決ツールと共に統計解析ソフトウェアJMPを用いマシンラーニング (ML)などで活用される統計的モデリング、スクリーニング機能等をどのように活用し、ビッグデータを解析することで数十以上の原因となりうる要因から少数の発生原因への絞り込みをいかに効果的かつ短期間で実施することができるかを、いくつか異なる問題事例を交えて説明する。
ウェハーマップの欠陥パターン分類チャレンジ ~座標データのクラスタリング~
半導体の製造工程において、ウェハーマップ上の欠陥パターンを認識することは、欠陥の根本原因を特定し、歩留まり向上を図る上で極めて重要である。本発表では、JMPを用いたウェハーマップの欠陥パターンの分類手法についてデモを交えて紹介する。 JMPの階層型クラスター分析では、形状検出のための手法であるハフ変換を活用し、ウェハー上の欠陥位置に基づくクラスタリングが可能である。そこで、数万に及ぶウェハーマップデータをグラフビルダーを用いて可視化し、階層型クラスター分析による分類を試みた。 また、実際の分析では、大量データの処理や事前のデータ加工が必要あり、その過程において直面した課題や試行錯誤についても報告する。 本手法はウェハーマップの解析にとどまらず、座標データ上で特性値が定義されている他のケースにも適用可能である。
グラフビルダーとデータフィルタを駆使した多変量データの解析
JMPを使い始めた最初の頃はあまりグラフビルダーを使いませんでしたが、最近では頻繁に活用しています。データを層別して可視化すると問題が明確になって関係者の行動を促すことができます。パーティション分析結果もグラフビルダーで可視化します。層別に始まり、層別で終わる、グラフビルダーに始まり、グラフビルダーで終わる、とさえ思います。グラフビルダーでクレームデータなどの多変量データを分析するポイントは次の通りです。
- X軸の階層化、表示順序の設定、表示順序の固定機能を活用する
- グループYに年度や組織などを布置すると年度や組織による差異を可視化できる
- 頁に客先や業者などを布置して1行あたりの水準数2~3にすると全体を鳥瞰できる
- 不良数のグラフ形式は棒グラフよりもヒートマップが訴求力に優る
- 帯グラフは見栄えは良いが異常や変化の発見には適さない
- 注目するグラフの特定部分を調べる際はテーブル→サブセットを使う
- サブセットで「元のデータテーブルとリンク」すると変更が元のテーブルに反映される
- 特定セグメントを選択しドリルダウンする際はデータフィルタをテーブル保存する
- フィルタのスクリプトをデータテーブルに保存して除外解除のうっかりミスを防ぐ
- 「条件付き」データフィルタは表示カテゴリが制限されるため絞り込みが簡単になる
- よく使うフィルタはお気に入りに保存する
- 列スイッチでグラフの変量を切替えると一つのグラフで多くのグラフを表示できる
- 列スイッチによる想定外の組み合わせから気づきが生まれる
- スケールを固定してデータフィルタを使用するとグラフの変化が分かる
お申し込み
- お1人につき1つのメールアドレスにてお申し込みください。複数の方で同じメールアドレスを共有されると、正しく登録されない場合があります。
- お申し込み後、先着順にて承り、受付確認メールをお送りします。
- 開催日の1週間前に、入館方法などを記載した受講票メールをお送りします。
- 受付確認メールや受講票メールが届かない場合は、お手数ですが下記までご連絡ください。
- 満席に達した場合はキャンセル待ちとして承り、空席が出た場合に改めてご連絡します。
- 同業他社の方からのご参加お申し込みは、お断りする場合がございます。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ
SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部
jpnmktg@jmp.com
Tel 03-6434-3780 (平日 9:00~12:00、13:00~17:00)
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ご参加は無料です。また本セミナーはオンラインではなく対面式にて行いますのでご注意ください。
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