会社概要
John Sall(ジョン・ソール)
SAS 共同創業者兼上級副社長
JMPの開発者兼主任アーキテクト
JMPは、デスクトップにおける統計的発見のためのインタラクティブなソフトウェアを製造しています。この名前は「ジャンプ」と発音され、インタラクティブ性の飛躍、新しい方向への移動を意味しています。SASの共同創設者兼上級副社長であるJohn Sall(ジョン・ソール)は、このダイナミックなソフトウェアを開発しました。彼は現在もJMP部門でチーフアーキテクト兼開発部門リーダーとしての職務を続けています。1989年に科学者やエンジニアのために開発されたJMPは、現在では世界中のほとんどの業界で使用される統計的発見のための製品に成長しました。発売当初から、JMPはデスクトップ上でインタラクティブな分析を可能にすることにより、ユーザーに貢献してきました。
JMPの最初のバージョンは、1989年10月5日に出荷されました
始まり
JMPは、 1980年代のグラフィカル・ユーザーインターフェース(GUI) の進化から新しい価値を見出すことを目的に開発されました。GUIは1984年にApple Macintoshに、その後Windowsに実装され、コンピュータ環境を一変させました。このようにGUIの登場が全てを変えました。マウスなどのポインティング・デバイスで大半の操作が可能になり、コンピュータの操作は簡単なだけでなく楽しい作業へと変わりました。表計算ソフトの結果は、数値だけでなく、グラフでも図示できるようになり、データの傾向や外れ値を視覚的に特定できるようになりました。JMPはすべての統計情報をグラフで表示することを基本として開発され、その理念は今も生きています。
JMPによる管理図
たゆみない改善
1980年代から1990年代にかけて、エンジニアやアナリストは、情報に基づく意思決定とプロジェクト指向の改善プログラムを採用していました。市場競争がグローバル規模で激化するに従い、製品の品質やプロセス効率の向上が求められるようになり、 JMPはこうした分野において数あるツールから選ばれる有数のソフトウェアとなりました。
JMPは、統計的品質管理、信頼性分析、実験計画法(DOE) など、産業統計で使われるすべての手法を搭載しています。JMPにおけるDOEは、初めはクラシカルな計画を策定するための簡単なアドオン製品として開発されましたが、現在では、資源を最も有効に使う実験計画向けの優れた統合型環境となりました。JMPの実験計画(DOE)は、最もユニークで強力な機能の一つです。しかしDOEや品質改善、信頼性解析は、JMPが搭載している数多くの手法の一例に過ぎません。
JMP Live
統計的発見をより迅速に
ユーザーがデータを理解し、可視化し、適切な分析を行い、統計的な発見を行えるように、JMPは長年にわたって機能の高速化を実現してきました。データの容易な読み込みや処理、ドラッグ&ドロップのインターフェイス、データとグラフのダイナミックなリンク、高度な分析機能のライブラリ、スクリプト言語、結果の共有などにより、ユーザーはデータから効率的により多くの発見を行うことができます。これらの機能に加えて、データを効率的に処理するために、マルチスレッド/マルチCPUへの対応、Open GLグラフィックライブラリの採用、64ビットへの対応などが進められています。JMPはインメモリで処理を行うため、ユーザーはプログラムをサブミットして処理が行われるのを待つことなしに、瞬時に結果を得ることができます。JMPの開発チームは、新しいバージョンを発表するたびに、ソフトウェアをより高速かつ効率的にし、大容量のデータを手軽に処理するための方法を模索してきました。パーソナル・デスクトップやラップトップ、そして現在ではWeb上で稼働するJMP® Liveなど、その機能の限界に挑戦しつづけています。
JMPの信頼性成長プラットフォーム
そして未来へ
JMPは、すべての統計情報とグラフの間を自由に行き来できるよう取り組みを続けています。John Sallを始めとするJMP開発チームは、今後も新バージョン発表のたびに、最先端かつ時代に即した統計手法はもちろん、さまざまな業界に特化した分析技術も追加していきます。JMPは常に、データの可視化と情報に富んだグラフ作成を、より迅速に行うための努力を続けていきます。
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