洗練された解析をより簡単に

ミシガン大学 ロス・ビジネススクールの学生はJMPがもたらす価値に満足

Challenge予測分析と統計を、MBAをめざす全ての学生と修了生のAction-Based Learning(行動ベース学習)とその実践の基盤にすること。
Solutionミシガン大学 ロス・ビジネススクールでは、初級統計学、データマイニング、応用多変量解析、応用時系列解析、そして応用回帰分析の講義やプロジェクトに、JMPを導入。
Results学生は、個人で、そしてチームでも、データを探索して分析し、ビジネス上の課題を洗い出し、そしてパターンを発見し、考えられる解決法を検証できるようになった。そしてこの経験とスキルを、実務においても応用できるようになった。

ロス・ビジネススクール(Stephen M. Ross School of Business)に入学する学生たちの統計学の経験は、実にさまざまです。オペレーショナル・マネジメントとマーケティングの教授であるPeter Lenk氏は、このさまざまな経験を持つMBAの学生を教えています。学生たちの多くはエンジニアやITスペシャリストですが、人文科学や教養学の経歴を持っている学生も多くいます。

「私のクラスに入ってくる新入生は、平均して1学期の約四分の三程度、統計の講義を受けた経験があるようです。もちろん、それ以上の経験のある学生もいます」と、統計学者であるLenk氏は言います。

経験の浅い生徒でも利用しやすく、上級者にとっても十分に洗練されているJMPは、Lenk氏のカリキュラムの強化につながっています。

「JMPの最も素晴らしいところは、初心者にも上級者にも卓越したソフトウェアであることだと思います」とLenk氏は話します。

「ソフトウェアを使って統計を教える時、多くの場合は、学生が問題を解決するまでに、付きっきりで教えてもかなりの時間がかかります。教えること自体は喜びですが、必要以上に時間を費やしてもいます」

しかし、JMPを使えば、こうした問題はほぼ起こりません。質問に来る学生の数は多くはありません。しかも質問内容は「どうやって分析するか」ではなく、「得られた結果をどのように解釈するか」なのです。

「つまり、JMPを使えば、ソフトウェア操作の指導に時間を費やすことなく、統計学を教えられるのです」

講義から実践へ

Lenk氏自身、JMPを使い始めてまだ2年も経ちませんが、統計教育におけるJMPのポテンシャルにすぐに気づきました。

彼が最初に魅力を感じたのは、JMPがとても使いやすいインターフェイスを備えていたことです。これまでに使ってき洗練された解析をより簡単にた数々の統計ソフトウェアには、それぞれ特有の「癖」がありました。その経験から、どんな統計ソフトウェアでも、そう簡単に驚かされるようなことはありませんでした。

しかし、JMPは違いました。

「JMPは、人間工学的なアプローチで設計された、人工知能のようです。JMPの開発者は、統計学者がどのように分析を進めるかを適切に把握していると思いました」

しかも、理解のしやすさも同時に実現しています。

「JMPの出力結果は、初心者でも理解できる適切な情報量です。大量の出力から、目的の結果を探し出す必要もありません。JMPは、ユーザーがどのような情報を必要とするかをちゃんとわかっています」とLenk氏は言います。

ロス・ビジネススクールの学生は、個人で、そしてチームでも、すぐにJMPを使ってデータを調査し、ビジネス上の課題を洗い出し、そしてパターンを発見し、考えられる解決法を検証できるようになりました。そして実社会に戻り、その経験を自らの仕事に応用しています。

Lenk氏は、JMPとiPhoneのインターフェイスを引き合いに出して、「本当に分かりやすい。それに尽きます」と述べています。

「iPhoneは、多くの複雑な機能を備え、簡単に使えます。それと同様に、JMPでも、多くの複雑な計算や統計処理が、1つのソフトウェアで非常に簡単に実行できるのです」

「JMPでは、データそのものを編集することなく、一部のデータを処理の対象から外したり、必要に応じてまた戻したりすることが可能です。私はJMPのそういうところが気に入っています」

お気に入りの機能

ビジネススクールの学生の多くは、仕事を続けながら夜間や週末に講義を受けていて、時には実社会のデータを講義に持ち込むことがあります。たとえば、顧客満足度、売り上げのトレンド、あるいはコンピュータシステムのダウンタイムなどを、JMPで分析するのです。Lenk氏は、JMPの多くの機能が、このようなケースにおいて特に便利であると指摘しています。

まず最初に、JMPのデータ探索機能が挙げられます。データの教育的な価値を前もって判断し、それが講義目的の実現にどのように寄与するかを理解するには、データの探索が必要だからです。

Lenk氏によれば、学生たちは「モデルのあてはめプラットフォーム」が特に気に入っているということです。「彼らの多くは、これまではExcelでモデルのあてはめを実行していましたが、変数をドラッグしてあてはめ、またドラッグしてあてはめる作業の繰り返しでした。ところが、JMPの「モデルのあてはめ」プラットフォームを使えば、ステップワイズ回帰機能で簡単に分析できるので、それがとても気に入っています」

また、「時系列」プラットフォームも便利な機能として挙げられます。簡単な操作でさまざまなARIMAモデルを作成できます。季節指数平滑化法などの多数の平滑化法も含まれ、また伝達関数モデルも作成できます。.

Lenk氏は、さらに掘り下げた分析を論理的に導く、JMPの操作画面上の赤い三角ボタンが特に気に入っています。

JMPを使えば、データを臨機応変に探索できます。あらかじめ分析の全てのプロセスを計画するのではなく、JMPを使いながら、得られたヒントに沿ってその場で異なる方法についても試すことができます。「回帰分析からまず始めてみて、それから回帰分析の他の機能を検討することもできます。そして、そのときどきで、赤い三角ボタンをクリックして、ドリルダウンできるのです。分析を初めからやり直す必要はありません。JMPのレポートは、静的なものではないため、そこからさらに分析を行うことができる
のです。JMPは“対話的”なのです」

Lenk氏は、JMPは、中級者向けの講義で使う、膨大なデータセットの分析において効率的で、特に価値があると話します。「応用回帰やデータマイニングの講義では、20,000行以上のデータセットを使います。たとえば、Compustatが提供する、ニューヨーク証券取引所に登録された全企業の過去10年間の財務データなどです。Excelでは、最新かつ最高スペックのコンピュータを使った場合でも、処理速度はゆっくりで、実行してから結果が出るまでに長い待ち時間があります。これでは、学生たちは分析に前向きにはなれません。それに比べてJMPは、最新のコンピュータでなくても、データを素早く読み込み、複雑な分析でも目立った遅れもなく実行できます」

さらに、Lenk氏は、JMPのヘルプ機能も便利だと言います。もしわからないことがあっても、すぐに答えを見つけられます。JMPのヘルプ機能は、これまで見た中でも一番整理されていて、表示が明確で、そして便利だと評価しています。

JMPは、学生にさまざまな統計分析方法を試す機会を与える以上の価値があります。Lenk氏の学生たちは、経験に関係なく、データを理解する能力を身に付け、それを講義と実社会の両方に適用できるのです。


「JMPを使えば、ソフトウェア操作に時間を費やすことなく、統計学を教えられるのです」
Peter Lenk 氏

ミシガン大学 オペレーショナル・マネジメントおよびマーケティング教授

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