このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


はじめてのJMP • 作業結果の保存と共有 • プロジェクトの作成
前へ
 • 
次へ
プロジェクトの作成
JMPプロジェクトを作成することで、分析に必要なファイルを使いやすくまとめることができます。JMPファイル（レポート、データテーブル、スクリプト、ジャーナルなど）だけでなく、Microsoft PowerPointファイルやAdobe PDFファイルといった外部アプリケーションのファイルも追加できます。分析を実行した後、プロジェクトの各タブにグラフやレポートが表示されます。プロジェクトでは、複数のレポートやグラフを表示し、ログを確認し、スクリプトを実行することができます。レポートやグラフは、データテーブルとリンクしています。
プロジェクトを使えば、JMPウィンドウが重なったり隠れたりすることがありません。プロジェクトを大きく表示するには、プロジェクトウィンドウを最大化します。プロジェクトを保存すると、プロジェクトの状態（たとえば、開いているレポートや、ウィンドウのレイアウト）が保存されます。
プロジェクトの新規作成とデータテーブルの追加
1.
新しいプロジェクトを作成するには、［ファイル］>［新規作成］>［プロジェクト］を選択します。新しいウィンドウが開いて、名称未設定のプロジェクトが表示されます。
2.
［ファイル］>［開く］を選択し、JMPのSamples/Dataフォルダを開きます。
3.
Shiftキーを押しながら「Car Physical Data.jmp」と「Car Poll.jmp」をクリックします。
4.
［開く］をクリックします。
2つのデータテーブルがプロジェクトに追加されます。
5.
［ファイルを選択］>［プロジェクトの保存］を選択し、ファイルを「Cars.jmpprj」として保存します。
図7.3 最初のプロジェクト
ヒント: ［ファイル］>［開く］を使用してファイルを開いたときに、アクティブなプロジェクトがある場合は、ファイルが自動的にそのプロジェクトに追加されます。
ブックマークの追加と整理
ブックマークを使うと、頻繁に必要となるファイルをすばやく開くことができます。
1.
「ウィンドウリスト」で任意のファイル名を右クリックし、［すべてをブックマーク］を選択します。
「ウィンドウリスト」のファイルを「ブックマーク」ペインにドラッグする方法もあります。
2.
データテーブルをグループにまとめるには、「ブックマーク」の赤い三角ボタンのメニューから［グループの新規作成］を選択します。グループは、ファイルを使いやすく整理するためのもので、コンピュータ上でのファイルの位置が変わるわけではありません。
3.
「データ」と入力し、［OK］をクリックします。
4.
「ブックマーク」ペインで、「Car」で始まるデータテーブル名を選択し、「データ」グループにドラッグします。
図7.4 ブックマークしたファイル
レポートの並べ替え
レポートの配置を変えて別のペインに表示することができます。レポートのタブをドラッグすると、レポートの配置（「ドック」）先を示すゾーンが表示されます。
1.
「Car Physical Data.jmp」で、「分割表」スクリプトを実行します。
2.
「Car Poll.jmp」で、「一変量の分布」スクリプトを実行します。
データテーブルとレポートがタブ形式で表示されます。
図7.5 タブ形式のレポート
3.
「一変量」レポートのタブを右方向へドラッグすると、右端に［Dock right］ゾーンが現れます。
図7.6 レポートをドラッグする
4.
レポートを［Dock right］ゾーンにドロップします。
タブが新しいペインに表示されます。
図7.7 新しいペインに表示されたレポート
5.
「分割表」タブを「一変量の分布」レポートの中央にドラッグします。
6.
［Dock tab］ゾーンが現れたら、レポートをドロップします。
図7.8 ドッキングしたレポートタブ
ヒント: 
•
JMPウィンドウで使用できるキーボードショートカットは、プロジェクトの中でも同じように機能します。たとえば、Crtlキーを押しながらWを押すと、選択されているペイン（「ウィンドウリスト」など）が閉じます。また、Ctrlキーを押しながらSを押すと、ドキュメントが保存されます。
•
レポートに関連付けられているデータテーブルがコンピュータ上で更新された場合は、プロジェクトを再び開いた時点でプロジェクト内のレポートが更新されます。