JMP 14.2オンラインマニュアル
はじめてのJMP
JMPの使用法
基本的な統計分析
グラフ機能
プロファイル機能
実験計画(DOE)
基本的な回帰モデル
予測モデルおよび発展的なモデル
多変量分析
品質と工程
信頼性/生存時間分析
消費者調査
スクリプトガイド
スクリプト構文リファレンス
JMP iPad Help (英語)
JMP Interactive HTML (英語)
機能インデックス
JMP統計機能ガイド
このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは
https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2
からご覧いただけます。
実験計画(DOE)
•
拡張計画
• 統計的詳細
前へ
•
次へ
統計的詳細
この節では、拡張計画におけるSpace Filling(空間充填)のアルゴリズムについて詳しく説明します。
拡張計画におけるSpace Fillingのアルゴリズムでは、まず、計画領域内に多数の乱数の点を生成します。次に、この多数の点を、高速Ward法によるクラスター分析によって、追加する実験回数を個数としたクラスターにまとめます。
最後に、計画全体(既存の実験と追加の実験とを合わせたもの)におけるMaxPro(maximum projection;
最大投影
)が最適になるような計画点を求めます。因子数を
p
、既存の実験と追加の実験を合わせた実験回数を
n
とした場合、MaxPro基準によるアルゴリズムでは、次の基準を最小にする点を、各クラスターから1つ取り出します。
MaxPro基準では、すべての因子を考慮して、点間の距離の積を最大にしようとします。この基準を最適化すると、因子の射影に関して、空間充填の良い性質をもつようになります。Joseph et al.(
2015
)を参照してください。