レポートの赤い三角ボタンから[要因のスクリーニング]>[尺度化した推定値]コマンドを選択すると、平均を0、範囲を2に尺度化した要因に対する係数が計算されます。要因は、平均を0、範囲を2に尺度化されます。「尺度化した推定値」レポートは、「Drug.jmp」のレポートを示しています。
1.
|
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Drug.jmp」を開きます。
|
2.
|
[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
|
3.
|
「y」を選択し、[Y]をクリックします。
|
4.
|
5.
|
「強調点」を「最小レポート」に変更します。
|
6.
|
[実行]をクリックします。
|
7.
|
「応答 Y」のタイトルバーにある赤い三角ボタンをクリックし、[要因のスクリーニング]>[尺度化した推定値]を選択します。
|
図3.42 「尺度化した推定値」レポート
このモデルは、「薬剤」の各群に1本ずつ、合わせて3本の平行な回帰直線になっています。xは、3~21の範囲です。xの尺度化した推定値は、8.8846543になっています。この値は、「薬剤」のいずれの群において、x = 21の予測値からx= 3の予測値を引いた差の半分です。このことは、レポートの赤い三角ボタンのメニューから[列の保存]>[予測式]を選択し、 「薬剤」のいずれかの群でx = 21 およびx = 3 である行を追加して予測値を求めれば確認できます。
この結果からxの値が最小値から最大値に変化すると、応答の期待値は約17.8だけ変化します。元データに対するxのパラメータ推定値は0.9871838ですが、この値だけからは応答に関する直接的な解釈はできません。