図4.5 固有値
(「横長」または「疎」の推定法では表示されません。)固有値の等質性に対する検定結果の表示/非表示を切り替えます(「固有値」表に追加されます)。この検定では、複数の固有値が等しいかどうかに関する検定に対して、カイ2乗値、自由度(DF)、p値(prob > ChiSq)が計算されます。Bartlett(1937, 1954)を参照してください。
図4.6 Bartlettの検定
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[相関係数行列から]オプションを選んだ場合、i番目の負荷量の列は、i番目の固有ベクトルにi番目の固有値の平方根を掛けたものとなります。i,j番目の負荷量は、i番目の変数とj番目の主成分との相関になっています。
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[共分散行列から]オプションを選んだ場合、第i列、第j行の負荷量は、i番目の固有ベクトルにi番目の固有値の平方根を掛けて、j番目の変数の標準偏差で割ったものとなります。 i,j番目の負荷量は、i番目の変数とj番目の主成分との相関になっています。
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[原点周りの積和行列]オプションを選んだ場合、第i列、第j行の負荷量は、i番目の固有ベクトルにi番目の固有値の平方根を掛けて、j番目の変数の平均積和で割ったものとなります。 ここで言う「j番目の変数の平均積和」とは、積和行列のj番目の対角要素を行数で割った値です(X’X/n)。
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図4.7 濃淡表示の負荷量行列
デフォルトのレポートで作成された要約情報の表示/非表示を切り替えます。この要約情報には、固有値のプロット、主成分スコアのプロット、主成分負荷量のプロットが含まれます。デフォルトでは、レポートには最初の2つの主成分のスコアプロットと負荷量プロットが表示されます。プロットする主成分を変更することもできます。第 “「主成分分析」レポート”を参照してください。
図4.8 バイプロット
図4.9 散布図行列
主成分スコアをプロットした散布図行列の表示/非表示を切り替えます。指定した成分数に対する散布図が描かれます。「主成分分析: 相関係数行列から」レポートは主成分スコアをプロットした例です(一番左側のプロット)。
主成分負荷量のプロットの表示/非表示を切り替えます。指定した成分数に対するプロットが描かれます。負荷量プロットでは、変数が30個以下の場合は変数のラベルが表示されます。変数が30個より多い場合は、デフォルトでラベルが非表示になります。この情報は、「主成分分析: 相関係数行列から」レポートに表示されています(一番右側のプロット)。
図4.10 三次元スコアプロット
このプロットでは、変数が中心からの矢印で描かれます。この矢印は、バイプロット線といい、主成分の空間上に元の変数の向きを近似的に描いています。変数が2つまたは3つしかない場合、バイプロット線は、近似ではなく、元の変数の正確な向きを表します。これらのバイプロット線は、主成分負荷量を表しています。
(「横長」または「疎」の推定法では表示されません。)変数に対するクラスター分析を実行し、変数を重なりのないクラスターに分割します。似ているどうしの変数から構成されたクラスターに分類します。各クラスターが、1つの成分または変数で表せるようになります。求められた成分は、クラスター内のすべての変数の線形結合です。また、各クラスター内で最も代表的とみなされる変数も求められます。詳細については、「変数のクラスタリング」(263ページ)章を参照してください。
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各データ行から主成分モデルまでの距離(DModX)を、データテーブルの新しい列に保存します。DModXの値が大きいデータ行は、指定された次元までの主成分モデルでは十分に説明されず、その主成分モデルからは外れ値となっている可能性があります。詳細は、第 “DModXの計算方法”を参照してください。
指定した次元までの主成分スコアの計算式を作成し、それを「計算式デポ」レポート内の計算式列スクリプトとして保存します。「計算式デポ」レポートが開いていない場合は、このオプションを選択した時点でレポートが作成されます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「計算式デポ」章を参照してください。
「計算式デポ」プラットフォームの数式列スクリプトとして、指定された次元までのDmodX(主成分モデルからの距離)の計算式を保存します。「計算式デポ」レポートが開いていない場合は、このオプションを選択した時点でレポートが作成されます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「計算式デポ」章を参照してください。
以下のオプションについて詳しくは、『JMPの使用法』の「JMPのレポート」章を参照してください。