JMP 14.2オンラインマニュアル
はじめてのJMP
JMPの使用法
基本的な統計分析
グラフ機能
プロファイル機能
実験計画(DOE)
基本的な回帰モデル
予測モデルおよび発展的なモデル
多変量分析
品質と工程
信頼性/生存時間分析
消費者調査
スクリプトガイド
スクリプト構文リファレンス
JMP iPad Help (英語)
JMP Interactive HTML (英語)
機能インデックス
JMP統計機能ガイド
このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは
https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2
からご覧いただけます。
予測モデルおよび発展的なモデル
•
関数データエクスプローラ
•
「関数データエクスプローラ」プラットフォームのオプション
• 「データ処理」レポートのオプション
前へ
•
次へ
「データ処理」レポートのオプション
「データ処理」レポートの赤い三角メニューには次のオプションがあります。
データ取捨
次のデータ取捨オプションのサブメニュー。
ゼロの削除
ゼロ値のオブザベーションを削除します。データ中にゼロの値がないということは、ゼロの値が発見されなかったという旨のメッセージが表示されます。
指定した値の削除
データから削除する値を指定するためのウィンドウを表示します。
選択されているデータの削除
データテーブルで選択されている行の観測値を削除します。
選択されていないデータの削除
データテーブルで選択されていない行の観測値を削除します。
メモ:
これらの削除に関するオプションでは、「関数データエクスプローラ」内での分析では指定された観測値を除外しますが、その観測値の行はデータテーブル内では変更されないままです。
変換
[変換]メニューには、出力(Y変数)の変数変換に関する次のオプションが含まれています。
中心化
平均を引くことにより、出力を中心化します。
標準化
平均値が0、分散が1になるように、出力を標準化します。
範囲 0~1
0~1の範囲内に収まるように、出力を線形式で変換します。
平方根
出力を平方根変換します。出力値は非負である必要があります。
平方
出力を2乗することにより平方変換します。
対数
出力を自然対数により対数変換します。
指数
出力を指数関数(exp関数)により指数変換します。
符号反転
出力の符号を逆にします。
ロジット
出力をロジット関数によりロジット変換します。出力値は0~1の間になっている必要があります。
配置
[配置]メニューには、入力データを配置(アライン)する次のオプションが含まれています。
行番号
入力値を行番号に置き換えます。
最大の位置をゼロ
出力値が最大値となっている入力値がゼロになるように、入力値をずらします。出力値が最大となっている入力値をゼロとし、そのほかの入力値もそれに合わせてシフトします。
最小の位置をゼロ
出力値が最小値となっている入力値がゼロになるように、入力値をずらします。出力値が最小となっている入力値をゼロとし、そのほかの入力値もそれに合わせてシフトします。
範囲0~1に配置
入力値が0
〜1の範囲になるように、入力値を線形変換します。
ヒント:
この
[範囲0~1に配置]
は、P-スプラインモデルをあてはめる場合、特に役立ちます。
動的時間伸縮
動的時間伸縮(DTW; Dynamic Time Warping)によって入力値を配置します。動的時間伸縮は、2つ以上の関数の差が最も小さくなる配置(アラインメント)を見つけます。[動的時間伸縮]オプションを選択すると、「基準とする関数の選択」ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、基準とする関数を選択してください。「基準とする関数」とは、それ以外の関数を配置(アライン)するときの基準に用いる関数のことです。
基準とする関数を選択して[OK]をクリックすると、伸縮関数のプロットが表示されます。伸縮関数のプロットにおいて、基準とした関数は縦軸、入力を伸縮させた関数は横軸にプロットされます。赤色の対角線(
y = x
)から偏差は、基準とした関数に近づけるために入力値が動かされています。
動的時間伸縮のオプション
伸縮関数プロット
伸縮関数プロットの表示/非表示を切り替えます。デフォルトは「オン」です。
距離行列の保存
距離行列を別のデータテーブルに保存します。この距離行列は、関数をクラスタリングするのに役立ちます。距離行列のデータテーブルには、階層型クラスタースクリプトが含まれています。
伸縮関数の保存
伸縮関数を別のデータテーブルに保存します。データテーブルのそれぞれの行には、動的伸縮関数により調整された入力変数、元の入力変数、ID変数が含まれています。