JMP 14.2オンラインマニュアル
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品質と工程
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管理図ビルダー
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管理図ビルダーの概要
管理図は、工程における変動(ばらつき)を調べるためのグラフです。製造業などで、工程が予測可能で安定した状態にあるかどうかを判断するために管理図は使われています。工程における変動が通常の状態と異なっていると判断された場合には、より低コストで高品質の製品を製造できるように工程を改善します。
「管理図ビルダー」では、さまざまな管理図を対話的に作成できます。管理図ビルダーは、いくつかの種類の管理図(計量値・計数値のShewhart管理図、および、まれなイベントの管理図)を作成できるだけでなく、問題解決や工程能力分析も対話的に行えます。管理図は、大きく分けると計量値と計数値の管理図に分類されます。また、まれなイベントの管理図は、従来の管理図では扱えない、発生頻度の極めて低い事象に対する管理図です。
管理図ビルダーでは、管理図の種類を事前に指定する必要はありません。データ列をワークスペースにドラッグすると、データのタイプと標本サイズに従って適切な管理図が自動的に作成されます。基本の管理図が作成されたら、メニューから各種のオプションを選択し、次のような操作を実行できます。
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管理図の種類を変更する。プラットフォームを再起動しなくても、計数値・計量値・まれなイベントの管理図を切り替えることができます。
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管理図に表示する統計量を変更する。プラットフォームを再起動しなくても、変数の追加・削除・交換ができます。
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管理図の形式を設定し、複数の
X
変数で定義されるサブグループを作成する。
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「3種の管理図」(サブグループ平均・群内変動・群間変動をプロットした管理図)を描く。