このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


「Clips1.jmp」サンプルデータの分析対象は、製造された金属製クリップの取っ手の間隔です。工程における平均間隔の変化を監視するために、毎日5つのクリップを選んでサブグループとし、 移動平均の範囲を3に設定してUWMA管理図を作成します。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Clips1.jmp」を開きます。
2.
「取っ手の間隔」を選択し、[工程]をクリックします。
3.
「サンプル」を選択し、[標本ラベル]をクリックします。
4.
[移動平均の範囲]を「3」に変更します。
5.
[OK]をクリックします。
この結果が、「Clips1」データのUWMA管理図のグラフです。第1日の点は、最初のサブグループ標本、つまり第1日に取った5つの値の平均です。第2日の点は、第1日と第2日のサブグループ平均を合わせて計算した平均を表します。第2日以降の点は、その日と前2日間のサブグループ平均を合わせた平均です。
取っ手の間隔の平均値には減少傾向が見られますが、3σ管理限界の外まで落ち込んだ点はありません。
図4.25 「Clips1」データのUWMA管理図