公開日: 04/01/2021

Axis Box

Axis Box<<Axis Settings(<named arguments>)

「軸の指定」ウィンドウを開くか、または、目盛りや軸ラベルなどの軸の設定を指定する。

引数が指定されていない場合は、「軸の指定」ウィンドウを表示します。

そうでない場合は、各軸に名前付き引数を指定します。

Y軸はAxis Box(1)として指定します。

X軸はAxis Box(2)として指定します。

オプションの名前付き引数

すべての軸

Scale("Linear"|"Log"|"Power"|"Geodesic"|"Geodesic US"|"Custom Scale"|"Normal Probability|Weibull Probability|Frechet Probability|Logistic Probability|Exponential Probability|Gamma Probability|Beta Probability|Mixture of 2 Normals Probabilities|Mixture of 3 Normals Probabilities)

軸のスケールを指定する。タイプ(type)にCustom Scaleを指定する場合、Scale to Internal(expr)Scale to External(expr)の2つの名前付き引数が必要になります。

Min(n)

軸に表示される最小値を変更する。

Max(n)

軸に表示される最大値を変更する。

Reverse Order(Boolean)

軸の最小値と最大値を逆にする。

Inc(n)

指定の目盛り間隔で数値を表示する。

Set Font(font)

数値に指定のフォント(引用符付きのfont)を適用する。デフォルトのフォントはJMPの[フォント]の環境設定で決まります。

Set Font Size(points)

数値に指定のフォントサイズを適用する。デフォルトのフォントはJMPの[フォント]の環境設定で決まります。

Set Font Style("Strikeout"|"Underline")

数値に指定のスタイル(引用符付き)を適用する。

Automatic Font Size(Boolean)

デフォルトのサイズではラベルが軸にすべて収まらない場合に、ラベルが自動的に(特定の最小サイズまで)縮小される。0の場合、フォントサイズは縮小されません。

Automatic Tick Marks(Boolean)

目盛りがオフになっている場合でも、(スペースが足りないために)一部のラベルが表示されない場合に、目盛りがオンになる。

Label Orientation( "Automatic"|"Horizontal"|"Vertical"|"Perpendicular"|"Parallel"|"Angled")

軸ラベルの向きを指定する。デフォルトの値は、"Automatic"で、ラベルの幅に応じて向きが決まります。

Lower Frame(Boolean)

ラベルの下にフレームを表示する。デフォルト値はオフです。

Value Labels

データ値に代えて指定のラベルを表示する。

Inside Ticks(Boolean)

目盛りを軸の内側または外側に表示する。

Add Ref Line({Label Row Nesting(n), begin range, <end range>, <"Solid"|"Dotted"|"Dashed"|"DashDot"|"DashDotDot">, <color>, <label>, <width(n)>, <opacity(%)>})

参照線の範囲、線のパターン、色、ラベル、幅、透明度を定義する。デフォルトの設定は、色が黒、幅が1ピクセルの実線。Label Row Nesting(n)は、軸のラベルの階層数を指定します。color引数とlabel引数は引用符付きです。

カテゴリカル軸

Wrap Lines(n)

複数行(n)にまたがる長いラベルを折り返す

数値軸

Format(arguments)

数値軸のデータの形式を指定する。引数については、数値軸の列プロパティにある「形式」リストを参照してください。日付時間形式を指定する場合は、Interval引数も含めます。"Numeric""Year""Quarter""Month""Week""Day""Hour""Minute"、または"Second"

Minor Ticks(number)

目盛りの間に刻む補助目盛りの数(number)を指定する。

Tick Offset(number)

目盛りの開始点を指定する。

Major Ticks(Boolean)

各数値の間に目盛りを表示する、または削除する。

Minor Ticks(Boolean)

各数値の間に補助目盛りを表示する、または削除する。

Show Major Grid(Boolean)

目盛りの位置にグリッド線を表示する、または削除する。

Show Minor Grid(Boolean)

補助目盛りの位置にグリッド線を表示する、または削除する。

Major Grid Line Color(color)

目盛りを指定の色(引用符付きのcolor)で表示する。

Minor Grid Line Color(color)

補助目盛に引かれたグリッド線の色を指定する。

次の例は、二変量に対する散布図を作成し、X軸とY軸の基本設定を定義します。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
biv = dt << Bivariate( X( :Name("身長(インチ)") ), Y( :Name("体重(ポンド)") ), FitLine );
rbiv = biv << Report;
xaxis = rbiv[Axis Box( 2 )];
yaxis = rbiv[Axis Box( 1 )];
xaxis << Axis Settings( Show Major Grid( 1 ) );
yaxis << Axis Settings( Decimal( 10, 3 ) );

Axis Box<<Add Axis Label(string)

軸に、指定の文字列(引用符付きのstring)を表示したラベルをつける。

Axis Box<<Add Ref Line(number, linestyle, <color>, <label>, <width>)

指定の数値(number)の位置に、指定の(linestyle)("Solid"|"Dashed"|"Double")、色(引用符付きのcolor)、ラベル(引用符付きのlabel)、幅(width)(単位はピクセル)で参照線を引く。

ノート

既存の参照線と同じラベル(引用符付きのlabel)の参照線を指定すると、既存の参照線が削除され、新しい参照線が引かれます。

Axis Box<<Decimal(width, decimal places)

軸の数値の表示形式を変更する。

Axis Box<<Format(name)

指定の名前(引用符付きのname)で与えられた表示形式に変更する。

Axis Box<<Get Inc(n)

軸の目盛りの間隔を取得する。

Axis Box<<Inc(n)

目盛りの間隔を設定する。

Axis Box<<Interval(format)

Inc()(目盛り間隔)で使われる値の単位を、日付/時間データの形式で指定する。"Numeric""Year""Quarter""Month""Week""Day""Hour""Minute"、または"Second"

Axis Box<<Label Orientation(format)

軸のラベルを、次のいずれかの向きに回転させる。"Automatic"(ラベルの幅に基づいたデフォルト設定)、"Horizonal"(横)、"Vertical"(縦)、"Perpendicular"(垂直)、"Parallel"(平行)、"Angled"(角度)。

Axis Box<<Major Grid Line Color(color)

目盛りを指定の色(引用符付きのcolor)で表示する。

Axis Box<<Max(maximum)

軸に表示される最大値を変更する。

Axis Box<<Minor Grid Line Color(color)

補助目盛りを指定の色(引用符付きのcolor)で表示する。

Axis Box<<Min(minimum)

軸に表示される最小値を変更する。

Axis Box<<Minor Ticks(number)

目盛りの間に刻む補助目盛りの数(number)を指定する。

Axis Box<<Remove Axis Label

Add Axis Labelでつけられたラベルをすべて削除する。

Axis Box<<Reverse Scale(Boolean)

通常のスケールの方向を逆にして、最大値が左または下に来るようにする。

Axis Box<<Revert Axis

軸を元の設定(作成時の設定)に戻す。

Axis Box<<Scale(type)

軸のスケールを指定のタイプ(type)に変更する。選択肢は、"Linear"|"Log"|"Exp Prob"|"Weibull Prob"| "Logistic Prob"|"Frechet Prob"|"Normal"|"Cube Root"|"Johnson Su Scale"| "Geodesic"|"Geodesic US"|"Custom Scale"|"Power"|"Gamma Prob"|"Beta Prob"|"Mixture of 2 Normals Prob"|"Mixture of 3 Normals Prob"

タイプ(type)にCustom Scaleを指定する場合、Scale to Internal(expr)Scale to External(expr)の2つの節も指定する必要があります。

Axis Box<<Tick Font(name, <size>, <style|style style...>, <angle>)

目盛りのフォント(引用符付きのname)、サイズ(size)、プロパティ(引用符付き)を設定する。複数のスタイルを指定するには、各スタイルの間にスペースを挿入し、スタイルを引用符付きで指定します。

Axis Box<<Show Labels(Boolean)

軸上の値のラベルを表示する、または表示しない。

Axis Box<<Show Major Grid(Boolean)

目盛りに合わせてグリッド線を引く、または削除する。

Axis Box<<Show Major Ticks(Boolean)

目盛りを表示する、または削除する。

Axis Box<<Show Minor Grid(Boolean)

補助目盛りに合わせてグリッド線を引く、または削除する。

Axis Box<<Show Minor Ticks(Boolean)

補助目盛りを表示する、または削除する。

Axis Box<<Tick Label List(<i>, {text1,text2, ...},<{n1, n2, ...}>)

軸の目盛りラベルの値と位置を設定する。

注: 目盛りの位置を指定しないと、間隔は、自動的に1.0に設定されます。

必須の引数

{text1,text2, ...}

ラベルのタイトルを文字列で指定する。

オプションの引数

i

ラベル行のインデックスを指定する。指定しない場合は、既存のラベル行がクリアされ、指定のとおりに新しく作成されます。指定すると、特定のラベル行が上書きされます。現在のラベル行数より大きいインデックスを使用すると、末尾に新しいラベル行が追加されます。

{n1, n2, ...}

各ラベルに対応する値を指定する。値のリストを指定しなかった場合、ラベルは、1を始点にして整数の上に配置されます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).