比較関数は、2つの引数の値を比較します。数値の大小関係や、文字のソート順番などで比較し、真(true)または偽(false)を戻します。JMPの関数は、真の場合は1を、偽の場合は0を戻します。
比較は、条件式における条件節でよく利用されますが、それだけでなく、単独の数式としても使用できます(ただし、比較する対象のいずれが欠測値だと注意が必要です)。比較する2つの引数は、どのような式でもかまいませんが、同じデータタイプでなければなりません。次の点にも注意してください。
• 「==」を使う必要がある条件で「=」を使うと、エラーが表示されます。
• 計算式エディタでは、文字列を比較するとき、International Utilitiesパッケージを使用します。このパッケージには、各国語文字セット別のランクが含まれており、コードの違いが考慮されています。
• 比較演算子を使って、欠測値と比較しないでください。欠測値を検出するには、Is Missing関数を使用してください。
構文の詳細については、『スクリプト構文リファレンス』の比較関数を参照してください。
<
~より小さい
>
~より大きい
<=
~と等しいかまたは小さい
>=
~と等しいかまたは大きい
==
~と等しい
!=
~と等しくない
a<b<=c
bはaより大きく、cと等しいかまたは小さい
a<=b<c
bはaと等しいかまたは大きく、cより小さい
Is Missing
引数が欠測値である場合は1を戻し、それ以外の場合は0を戻します。