SAS拡張属性は、SASコードにおいて定義することができるメタデータです。SAS拡張属性は,テーブルスクリプト・ラベル・長さ・タイプなどの情報を読み込むために用いることができます。SAS拡張属性は、データセットや変数に関連付けることができます。SAS拡張属性は、_JMP_TABLESCRIPTNAME_2="OnOpen"のように名前と値のペアで定義します。
この節では、SAS拡張属性と、それに対応するJMP属性を記します。
JMPテーブルでの属性 |
SAS属性名 |
SAS属性のタイプとデフォルト値 |
説明 |
---|---|---|---|
テーブル変数の個数 |
_JMP_TABLEVARCOUNT |
数値、0 |
テーブル変数の個数 |
テーブル変数1の名前 |
_JMP_TABLEVARNAME_1 |
文字値 |
最初のテーブル変数の名前 |
テーブル変数1の値 |
_JMP_TABLEVARVALUE_1 |
文字値 |
最初のテーブル変数の値 |
テーブル変数2の名前 |
_JMP_TABLEVARNAME_2 |
文字値 |
2番目のテーブル変数の名前 |
テーブル変数2の値 |
_JMP_TABLEVARVALUE_2 |
文字値 |
2番目のテーブル変数の値 |
テーブル変数nの名前 |
_JMP_TABLEVARNAME_n |
文字値 |
n番目のテーブル変数の名前 |
テーブル変数nの値 |
_JMP_TABLEVARVALUE_n |
文字値 |
n番目のテーブル変数の値 |
テーブルスクリプトの個数 |
_JMP_TABLESCRIPTCOUNT |
数値 |
テーブルスクリプトの個数 |
テーブルスクリプト1の名前 |
_JMP_TABLESCRIPTNAME_1 |
文字値 |
最初のテーブルスクリプトの名前 |
テーブルスクリプト1の値 |
_JMP_TABLESCRIPTVALUE_1 |
文字値 |
最初のテーブルスクリプトの値 |
テーブルスクリプト2の名前 |
_JMP_TABLESCRIPTNAME_2 |
文字値 |
2番目のテーブルスクリプトの名前 |
テーブルスクリプト2の値 |
_JMP_TABLESCRIPTVALUE_2 |
文字値 |
2番目のテーブルスクリプトの値 |
テーブルスクリプトnの名前 |
_JMP_TABLESCRIPTNAME_n |
文字値 |
n番目のテーブルスクリプトの名前 |
n番目のテーブルスクリプトの値 |
_JMP_TABLESCRIPTVALUE_n |
文字値 |
テーブルスクリプトnの値 |
データテーブルのロック |
_JMP_ISLOCKED |
ブール値、0 |
データテーブルのロック |
自動評価しない |
_JMP_SUPPRESSEVAL |
ブール値、0 |
計算式の自動評価をしない |
列グループの個数 |
_JMP_COLGRPCOUNT |
数値、0 |
列グループの個数 |
列グループ1の名前 |
_JMP_COLGRPNAME_1 |
文字値 |
列グループ1の名前 |
列グループ1に属する最初の列 |
_JMP_COLGRPSTARTCOL_1 |
文字値 |
列グループ1に属する最初の列の名前 |
列グループ1に属する列の個数 |
_JMP_COLGRPNCOLS_1 |
数値 |
列グループ1に属する列の個数 |
列グループ2の名前 |
_JMP_COLGRPNAME_2 |
文字値 |
列グループ2の名前 |
列グループ2に属する最初の列 |
_JMP_COLGRPSTARTCOL_2 |
文字値 |
列グループ2に属する最初の列の名前 |
列グループ2に属する列の個数 |
_JMP_COLGRPNCOLS_2 |
数値 |
列グループ2に属する列の個数 |
列グループnの名前 |
_JMP_COLGRPNAME_n |
文字値 |
列グループnの名前 |
列グループnに属する最初の列 |
_JMP_COLGRPSTARTCOL_n |
文字値 |
列グループnに属する最初の列の名前 |
列グループnに属する列の個数 |
_JMP_COLGRPNCOLS_n |
数値 |
列グループnに属する列の個数 |
JMPでの列の属性 |
SAS属性名 |
SAS属性のタイプとデフォルト値 |
説明 |
---|---|---|---|
列名 |
_JMP_COLNAME |
文字値 |
JMPでの元の列名 |
列の長さ |
_JMP_DATALENGTH |
数値、0 |
データの長さ。数値タイプの場合、値は1、2、4、または8になります。文字タイプの場合、0(または負の値)は可変長を意味し、正の値は固定長を意味します。 |
行の属性列 |
_JMP_ISROWSTATE |
数値、0 |
0 = 行属性ではない、1 = デフォルトの行属性、2 = 行属性の列 |
ラベル |
_JMP_ISLABEL |
ブール値、0 |
ラベルの属性。1はオン。0はオフ。 |
スクロールロック |
_JMP_ISSCROLLLOCK |
ブール値、0 |
列に対するスクロールロックの属性。1はオン。0はオフ。 |
非表示 |
_JMP_ISHIDDEN |
ブール値、0 |
非表示の属性。1はオン。0はオフ。 |
除外 |
_JMP_ISEXCLUDED |
ブール値、0 |
除外の属性。1はオン。0はオフ。 |
ノート |
_SAS_NOTES |
文字値 |
列に関するノート |
尺度 |
_SAS_LEVEL |
文字値 |
有効な値はBinary、Interval、Ordinal、Nominal、Unary。JMPはBinaryとUnaryをNominal(名義尺度)に、IntervalをContinuous(連続尺度)に設定します。 |
役割 |
_SAS_MININGROLE |
文字値 |
有効な値は、Assessment、Censor、Classification、Cost、Cross ID、Decision、Frequency、ID、Input、Key、Label、Prediction、Referrer、Rejected、Residual、Segment、Sequence、Target、Text、Text Location、Time ID、Treatment、Web Address、Weigh。JMPはYをTarget、XをInput、度数をFrequency、重みをWeightにマップします。 |
分布 |
_SAS_DISTRIBUTION |
文字値 |
この列にあてはめる分布の種類 |
表示形式 |
_JMP_FORMATNAME |
文字値 |
列の表示形式(固定小数点やパーセントなど) |
表示形式の総桁数 |
_JMP_FORMATWIDTH |
数値 |
表示形式の総桁数 |
表示形式の小数桁数 |
_JMP_FORMATDECIMALS |
数値 |
表示形式の小数桁数 |
表示形式のコード |
_JMP_FORMATCODE |
文字値 |
通貨形式の通貨コードなど |
桁区切りを使用 |
_JMP_USETHOUSANDSSEP |
ブール値、0 |
桁区切りを含むかどうか。1はオン。0はオフ。 |
入力形式 |
_JMP_INFORMAT |
文字値 |
入力形式(日付、時間、または時間の長さ) |
計算式 |
_JMP_FORMULA |
文字値 |
列の計算式 |
自動評価しない |
_JMP_SUPPRESSEVAL |
ブール値、0 |
計算式を自動評価しない、の属性。1はオン。0はオフ。 |
ロック |
_JMP_ISLOCKED |
ブール値、0 |
列のロックの属性。1はオン。0はオフ。 |
範囲チェックのコード |
_JMP_RANGECHECK_CODE |
文字値 |
範囲チェックの種類を識別するコード。例: LE、LT、LTLT、!LT、!LELE |
範囲チェックの低値 |
_JMP_RANGECHECK_LOW |
数値 |
範囲チェックにおける最初の引数 |
範囲チェックの高値 |
_JMP_RANGECHECK_HIGH |
数値 |
範囲チェックにおける2番目の引数(オプション) |
リストチェック |
_JMP_LISTCHECK |
文字値 |
リストチェック |
欠測値のコード |
_JMP_MISSINGCODES |
文字値 |
欠測値として扱われる値 |
値ラベルの個数 |
_JMP_VALUELABEL_COUNT |
数値 |
値ラベルの個数 |
値ラベルのコード |
_JMP_VALUELABELCODE_1 |
文字値 |
値ラベルのコード(EQ、LT、LE、LTLT、LELTなど)。文字変数に対しては常にEQです。 |
値ラベルの下限 |
_JMP_VALUELABELLOW_1 |
可変 |
数値範囲の下限。または範囲の片側に限界がない場合はその反対側にある限界。文字タイプの列の場合は文字値。数値タイプの列の場合は数値。 |
値ラベルの上限 |
_JMP_VALUELABELHIGH_1 |
数値 |
数値範囲の上限。文字タイプの列の値ラベルには使用されません。 |
値ラベル |
_JMP_VALUELABELDISPLAY_1 |
文字値 |
値ラベルのラベル文字列 |
値ラベルの使用 |
_JMP_USEVALUELABELS |
ブール値、0 |
列の表示に値ラベルを使用するという属性。1はオン。0はオフ。 |
値スコア |
_JMP_VALUESCORES |
文字値 |
データ値を数値スコアに関連付ける |
値の表示順序 |
_JMP_VALUEORDER |
文字値 |
列の値に対する順序 |
値の色 |
_JMP_VALUECOLORS |
文字値 |
値に色を設定する |
カラーグラデーション |
_JMP_COLORGRADIENT |
文字値 |
値にカラーグラデーションを設定する |
セルの色 |
_JMP_COLORCELLS |
ブール値、0 |
指定した値の色またはカラーグラデーションを使用してこの列のセルに色をつけるかどうか。1はオン。0はオフ。 |
軸 |
_JMP_AXIS |
文字値 |
軸の定義 |
コード変換 |
_JMP_CODING |
文字値 |
モデルをあてはめる目的で、値の範囲を-1から1までに変換する |
配合 |
_JMP_MIXTURE |
文字値 |
合計すると一定の値になる配合成分を表す列。「配合」列プロパティには数値(限界)と文字値(L Pseudo ComponentとU Pseudo Component)があります。 |
データの出現順 |
_JMP_ROWORDER |
ブール値、0 |
値の表示順序をデータの出現順にする。1はオン。0はオフ。 |
仕様限界 |
_JMP_SPECLIMITS |
文字値 |
ターゲット値ならびに下側仕様限界と上側仕様限界 |
管理限界 |
_JMP_CONTROLLIMITS |
文字値 |
管理図の種類およびその管理限界 |
応答変数の限界 |
_JMP_RESPONSELIMITS |
文字値 |
プロファイルで使用される、応答に対する許容範囲の限界 |
因子の役割 |
_JMP_DESIGNROLE |
文字値 |
実験計画における役割 |
因子の変更 |
_JMP_FACTORCHANGES |
文字値 |
実験計画(DOE)における、因子変更の難易度。有効な値: Easy、Hard、Very Hard |
Sigma |
_JMP_SIGMA |
文字値 |
管理図のシグマ |
単位 |
_JMP_UNITS |
文字値 |
変数の単位。任意の文字列を指定できます。 |
時間の単位 |
_JMP_TIMEFREQ |
文字値 |
Numeric, Annual, Quarterly, Monthly, Weekly, Daily, Hourly, By Minutes, By Seconds |
地図の役割 |
_JMP_MAPROLE |
文字値 |
地図データセットでの役割 |
多重応答の区切り文字 |
_JMP_MRSEP |
文字値 |
多重応答列での区切り文字 |
ラベルの列 |
_JMP_LABELCOLUMN |
ブール値、0 |
この列がラベルの列であるという属性。1はオン。0はオフ。 |
式の列 |
_JMP_ISEXPRESSIONCOLUMN |
ブール値、0 |
この列が式タイプの列であるという属性。1はオン。0はオフ。 |
JMPでの列の属性 |
SAS属性名 |
SAS属性のタイプとデフォルト値 |
説明 |
---|---|---|---|
カスタムプロパティの個数 |
_JMP_CUSTCOLPROPCOUNT |
数値、0 |
カスタム列プロパティの個数 |
カスタムプロパティ1の名前 |
_JMP_CUSTCOLPROPNAME_1 |
文字値 |
カスタム列プロパティ1の名前 |
カスタムプロパティ1の値 |
_JMP_CUSTCOLPROPVALUE_1 |
文字値 |
カスタム列プロパティ1の値 |
カスタムプロパティ2の名前 |
_JMP_CUSTCOLPROPNAME_2 |
文字値 |
カスタム列プロパティ2の名前 |
カスタムプロパティ2の値 |
_JMP_CUSTCOLPROPVALUE_2 |
文字値 |
カスタム列プロパティ2の値 |
カスタムプロパティnの名前 |
_JMP_CUSTCOLPROPNAME_n |
文字値 |
カスタム列プロパティnの名前 |
カスタムプロパティnの値 |
_JMP_CUSTCOLPROPVALUE_n |
文字値 |
カスタム列プロパティnの値 |