アプリケーションビルダーでは、ボタンやグラフなどのオブジェクトを、ドラッグ&ドロップ操作によって、ウィンドウに配置できます。つまり、オブジェクトを配置するためのスクリプトを記述する必要はありません。
JMPスクリプト言語(JSL)でのプログラミング経験が豊富なユーザは、アプリケーションビルダーによって、開発の生産性を高めることができます。アプリケーションビルダーでオブジェクトを配置し、自動作成されたスクリプトを編集します。独自の機能をスクリプトで記述することにより、目的に合ったアプリケーションを開発できます。
アプリケーションビルダーと、アドインビルダーを組み合わせて用いると良いでしょう。まず、アプリケーションビルダーで、特定の処理を行うスクリプトを作成します。次に、アドインビルダーを用いて複雑なスクリプトを配布すれば、ユーザーは、ファイルを開いて実行することなしにメニューからスクリプトにアクセスできるようになります。JMPアドインビルダーを使ったアドインのコンパイルを参照してください。
注:
• アプリケーションビルダーでシンプルなアプリケーションを作る場合、JSLプログラミングはほとんど、あるいはまったく必要ありません。しかしながら、ごくシンプルなアプリケーションを作るにはダッシュボードビルダーで十分でしょう。ダッシュボードビルダーはアプリケーションビルダーの機能のサブセットを提供しています。詳細については、『JMPの使用法』のダッシュボードを作成してレポートを結合を参照してください。
• JMPのバージョンが新しくなるたびに、アプリケーションビルダーにもそれまでのバージョンになかった機能が新しく加わります。作成するアプリケーションに高い互換性を持たせるためには、アプリケーションを実行することになるJMPのうち最も古いバージョンを使い、アプリケーションを作成するようにしてください。