「差分」レポートには、差分を取った時系列の自己相関プロットと偏自己相関プロットが表示されます。これらのプロットから、差分を取った時系列が定常かどうかが判断できます。
「時系列分析」プラットフォームで使用できるARIMAモデルと季節ARIMAモデルは、差分演算に対応しています。これらの2つのモデル(ARIMAモデルと季節ARIMAモデル)は、まず差分演算子に従って時系列の差分を取り、次に差分を取った時系列であてはめを行います。ARIMAモデルをあてはめる際、最初の分析として[差分]オプションを実行して、差分の次数をいくつにするかを判断できます。
「差分」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
グラフ
サブメニューが開き、差分を取った時系列プロットの表示/非表示を切り替えるオプションが表示されます。「時系列分析」プラットフォームのオプションを参照してください。
自己相関
差分を取った時系列の自己相関が表示されます。
偏自己相関
差分を取った時系列の偏自己相関が表示されます。
バリオグラム
差分を取った時系列のバリオグラムが表示されます。
保存
元のデータテーブルに、差分を取った時系列の値を含む列が保存されます。時系列データの先頭にあるいくつかの観測値に対しては差分を計算することができませんので、先頭部分の差分は欠測値になります。