公開日: 04/01/2021

変動性図の例

この例では、部品の測定値を記録したデータを分析します。3名のオペレータ(Cindy, George, Tom)が10個の部品についてそれぞれ測定しました。各自が1つの部品につきそれぞれ3回測定したため、合計90件の測定値が記録されています。オペレータごとに見られるばらつきについて検討します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Variability Data」フォルダにある「2 Factors Crossed.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[計量値/計数値ゲージチャート]を選択します。

3. 「チャートの種類」[計量値]を選択します。

4. 「測定値」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。

5. 「オペレータ」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。

6. 「部品#」を選択し、[部品, 標本ID]をクリックします。

7. [OK]をクリックします。

8. 「計量値用ゲージ」の赤い三角ボタンをクリックし、[グループ平均の表示][セル平均をつなぐ]を選択します。

図F.2 変動性図の例 

Image shown here

「標準偏差」図を見ると、CindyとGeorgeの測定値のばらつきがTomに比べて大きく、Tomが最も精確に測定していることを示唆しています。Georgeの測定値のばらつきが一番大きく、Georgeの測定方法が他の測定者と何かしら異なっている可能性を示唆しています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).