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公開日: 04/01/2021

計数値用ゲージチャートの例

部品の評価(合格/不合格)を記録したデータがあるとします。3人の判定者(A, B, C)が50個の部品をそれぞれ3回ずつ評価し、0(合格)または1(不合格)の判定を下しています。判定者による部品判定の有効性、判定者間の一致率、同一判定者の複数回判定間の一致率などを調べます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Attribute Gauge.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[計量値/計数値ゲージチャート]を選択します。

3. 「チャートの種類」[計数値]を選択します。

4. 「A」、「B」、「C」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。

5. 「基準」を選択し、[基準]をクリックします。

6. 「部品」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。

7. [OK]をクリックします。

図G.3 計数値用ゲージチャートの例 

Image shown here

1番目のチャート(「部品」)には、部品ごとに判定者間の一致率が表示されます。たとえば、部品6, 12, 14, 21, 22などで一致率が下がっていることがわかります。これらの部品は、判定が難しかったことが伺えます。

2番目のチャート(「判定者」)は、判定者ごとに、自分自身および他者との一致率が、全部品について集計されて表示されます。この例では、判定者の判定能力は比較的似通っているようです。判定者Cの一致率が一番低いですが、差はさほど大きくありません(91%に対して約89%程度)。

8. 「有効性レポート」を開き、下方向にスクロールして「適合性レポート」を表示します。

不適合(不合格)= 0と、適合(合格)= 1であるという表示があります。しかし、このデータの場合は逆で、0が合格、1が不合格を表しています。この設定を反転させましょう。

9. 「適合性レポート」の赤い三角ボタンをクリックし、[適合品カテゴリの変更]を選択します。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).