[変化点の検出]を使用して、データのどこでシフトが生じているかを判断できます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Gravel.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[管理図]>[多変量管理図]を選択します。
3. 「大」と「中」を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 「多変量管理図」の横にある赤い三角ボタンをクリックし、[変化点の検出]を選択します。
図K.11 「Gravel.jmp」の「変化点の検出」プロット
ヒント: データによっては、軸をドラッグしないと、2つのグループの確率楕円を確認できない場合があります。
「変化点の検出」プロットで、1.0を超える値は、データにシフトが生じた可能性を示唆します。24行目で変化点が検出されており、これは、その直後にシフトが生じていることが示唆されています。両グループの95%の確率楕円を比べたときにサイズ、形状、向きが似ていることから、両グループの標本共分散行列は似ていることがわかります。