2つのレポートを作成したとします。そして、その翌日に、更新されたデータセットを使って同じレポートをもう一度、作成したいとします。この例では、レポートからダッシュボードを作成する方法を紹介します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Hollywood Movies.jmp」を開きます。
2. レポートを作成するために、「一変量の分布: 制作会社とジャンルによる収益性」と「グラフビルダー: ジャンルごとの収入」のテーブルスクリプトを実行します。
3. 任意のウィンドウから[ファイル]>[新規作成]>[ダッシュボード]を選択します。
よく使うレイアウトのテンプレートが表示されます。
4. [2x1ダッシュボード]テンプレートを選択します。
作業スペースに、2つのレポートを配置できるボックスが表示されます。
5. 「レポート」リストで、レポートのサムネールをダブルクリックして、それらのレポートをダッシュボードに入れます(図11.3)。
6. 「ダッシュボードビルダー」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[プレビューモード]を選択します。
ダッシュボードのプレビューが表示されます。グラフが、データテーブルとだけではなく、2つのグラフのあいだでもリンクしていることに注目してください。また、「一変量の分布」プラットフォームや「グラフビルダー」プラットフォームと同じ赤い三角ボタンのオプションがあります。
図11.2 2つのレポートを含むダッシュボード
7. [プレビューを閉じる]をクリックします。
8. ダッシュボードビルダーで、[ファイル]>[上書き保存]を選択し、ファイルを.jmpapp形式のファイルとして保存します。
JMPを所有しているユーザは該当のデータテーブルを開き、このファイルをダブルクリックすれば、ダッシュボードを開くことができます。.jmpappファイルは編集できないことに注意してください。
9. 「ダッシュボードビルダー」ウィンドウに戻り、[ファイル]>[名前を付けて保存]を選択して、ファイルを.jmpappsource形式のファイルとして保存します。
この形式で保存したダッシュボードのファイルは、今後必要に応じて編集できます。
注: ダッシュボードをアドインとして保存することもできます。この場合は、.jmpappファイルを開かなくても、[アドイン]メニューからメニュー項目を選択してダッシュボードを開くことができます。JMPクエリーのダッシュボードとアドインの作成例を参照してください。