この例では、2つの説明変数からなるモデル式によって、1つの応答変数が誤差無く決定されているデータを使用します。なお、データ点の計画には、Space Filing計画(空間充填計画)が使われています。「Gauss過程」プラットフォームでは、X1とX2がYをどの程度説明できるかを調べることができます。Yの式は、列の計算式で確認できます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「2D Gaussian Process Example.jmp」を開きます。
2. [分析]>[発展的なモデル]>[Gauss過程]を選択します。
3. 「X1」と「X2」を選択し、[X]をクリックします。
4. 「Y」を選択し、[Y]をクリックします。
5. 「相関構造」として[三次]を指定します。
6. [高速Gauss過程]オプションをオフにします。
7. [OK]をクリックします。
図16.2 「Gauss過程」レポート
注: 最小化を行うルーチンで異なる初期値(開始値)が使われるために、結果が異なる場合があります。また、使用した相関構造、および、ナゲットパラメータを含めたかどうかによっても結果は異なります。
あてはめられた曲面と元の曲面を視覚的に比較してみましょう。
8. 「Gauss過程モデルY」の赤い三角ボタンをクリックし、[予測式の保存]を選択します。
9. [グラフ]>[曲面プロット]を選択します。
10. 「X1」から「Y 予測式」までを選択し、[列]をクリックします。
11. [OK]をクリックします。
12. 「曲面」列で「Y 予測式」に対し[両面]を選択します。
図16.3 Yの予測値と実測値の3D曲面プロット
これらの2つの曲面はよく似ています。X1とX2が応答Yに与える影響は目で確認できます。プロットを回転させて、さまざまな角度から見てみましょう。周辺モデルプロットも、因子が応答に与える影響の理解に役立ちます。