「Comptime.jmp」サンプルデータは、コンピュータプログラムの実行時間を調査したデータです。実行時間の対数正規分布が効果「ロード」に依存していると仮定して分析を行います。
注: 「Comptime.jmp」のデータは、Meeker and Escobar(1998 p. 434)から引用したものです。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Comptime.jmp」を開きます。
2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[生存時間(パラメトリック)のあてはめ]を選択します。
3. 「実行時間」を選択し、[イベントまでの時間]をクリックします。
4. 「ロード」を選択し、[追加]をクリックします。
5. 「分布」を[Weibull]から[対数正規]に変更します。
6. [実行]をクリックします。
図14.2 「Comptime」のレポート
効果が1つしかないときのプロットには、3つの生存率に対応する生存時間の分位点が、効果の関数として表示されます。
システムのロードが5で、ジョブが90%完了したときの時間分位点を求めてみましょう。この計算の詳細については、Meeker and Escobar(1998, p. 438)を参照してください。
7. 「生存時間のあてはめ(パラメトリック)」の赤い三角ボタンをクリックし、[時間分位点の推定]を選択します。
8. 「ロード」として「5」と入力します。
9. 「生存率」として「0.1」と入力します。
10. [実行]をクリックします。
図14.3 時間分位点の推定値
システムのロードが5の場合、実行時間571秒でジョブの90%が完了すると推定されます。