この例では、「Body Measurements.jmp」サンプルデータを使って、体の各部位を測った測定値に相関があるかどうかを調べます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Body Measurements.jmp」を開きます。
2. [分析]>[多変量]>[多変量の相関]を選択します。
3. 「体重」以外のすべての列を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
「多変量」レポートが開き、相関行列と散布図行列が表示されます。また、リストワイズ法によって相関が推定されたことを示す注意書きがあります。どの変数も互いに正の相関を示していますが、強弱はさまざまです。
5. 「多変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[散布図行列]の選択を解除します。
6. 「多変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[相関のp値]を選択します。
7. 「多変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[カラーマップ]>[相関のカラーマップ]を選択します。
図3.2 「Body Measurements.jmp」サンプルデータの「多変量」レポート
「相関のカラーマップ」レポートは、相関行列に含まれる情報をより簡潔に示したものです。プロットの大部分は濃い赤色であり、ほとんどの変数間に強い相関があることを示しています。また、色が薄い行と列がそれぞれ2つずつあり、これらは「身長」と「頭」の測定値は他の変数とあまり相関がないことを示しています。「相関のp値」の表でも、「身長」と「頭」のp値は、ほとんどが有意になっていません。