データが目標値に近づいているか、あるいは超えているかを、目標値の片側だけで調べるには、片側CUSUM管理図を作成します。
図M.10 片側CUSUM管理図の例
起動ウィンドウでHに対して指定した値の位置に、決定限界の水平な線が描かれます。この例では、その値は0.25です。この決定限界(0.25)を超えるものは、工程にシフトが生じたか、工程が管理外の状態であることを示唆します。この例では、4つ目でシフトが生じていると判断できます。片側CUSUM管理図では、Vマスクではなくて、水平な決定限界が使われます。