[結合(Join)]オプションを使用して、複数のデータテーブルを1つのデータテーブルに結合できます。たとえば、ポップコーン収率に関する実験結果を記録したデータテーブルがあるとしましょう。また、別のデータテーブルには、ポップコーン収率の2回目の実験結果が記録されているとします。2つの実験を比較したり、組み合わせて分析したりする場合は、これらのデータを同じテーブルにまとめる必要があります。また、実験データは、2つのデータテーブルに同じ規則で入力されているわけではありません。列の1つは両テーブルで名前が異なっており、第2実験についてはデータの一部が欠測値になっています。つまり、片方のテーブルからもう片方のテーブルに単純にコピー&ペーストすることはできません。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Trial1.jmp」と「Little.jmp」を開きます。
2. 「Trial1.jmp」をクリックして、このデータテーブルをアクティブにします。
3. [テーブル]>[結合(Join)]を選択します。
4. 「'Trial1'と結合するテーブル」ボックスで、「Little」を選択します。
5. [対応の指定]メニューから[対応する列の値で結合]を選択します。
6. 「元の列」にある両方のボックスで「コーンの種類」を選択し、[対応]をクリックします。
7. 同じ要領で、両方のボックスで「一回にポップする量」と「一回にポップする量」、および「油の量」と「油」を選択し、対応させます。
対応する列が同じ名前である必要はありません。
8. 両方のテーブルに対して[一致しない行も含める]チェックボックスをオンにします。
片方の実験データは不完全であるため、不足データも含め、すべての行を含める必要があります。
9. 重複列ができないように、[テーブル結合のために列を選択]チェックボックスをオンにします。
10. 「Trial1」から4列すべてを選択し、[選択]をクリックします。
11. 「Little」からは「収率」だけを選択して[選択]をクリックします。
図3.27 設定後の「結合(Join)」ウィンドウ
12. [OK]をクリックします。
図3.28 結合後のテーブル