[分析]>[クラスター分析]>[潜在クラス分析]を選択すると、「潜在クラス分析」プラットフォームが起動します。
図15.5 「潜在クラス分析」起動ウィンドウ
「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。
「潜在クラス分析」プラットフォームの起動ウィンドウには、次のようなオプションがあります。
Y
分析対象の列。尺度が「名義尺度」、「順序尺度」、または「多重応答」である列を分析できます。「名義尺度」または「順序尺度」の列を分析するには、列が2つ以上必要です。データ列が1列に複数の応答(回答)を含んでおり、その列の尺度が「多重応答」である場合は、必要な列は1つだけです。
重み
分析において各行の重みとして使用される数値を含む列。
度数
この役割を割り当てた列の数値は、分析において各行の度数として使用されます。
ID
個々の回答者を識別するための列。このIDは、一部の保存されるデータテーブルで使用されます。
By
ここで指定した変数の水準ごとに、分析が実行され、レポートが作成されます。複数のBy変数を指定した場合は、By変数の水準のすべての組み合わせごとに分析が行われます。
クラスターの数
モデルで仮定するクラスター数(クラスターの個数)を指定します。
最大個数
クラスター数に対する上限を指定します。この数が「クラスターの数」に指定した値よりも大きい場合、「クラスターの数」から「最大個数」までのすべての整数をクラスター数とするモデルがあてはめられます。これらの複数のモデルに対する結果は、潜在クラス分析のレポートに一緒に表示されます。
警告: 潜在クラス分析には、理論的にあてはめることができるクラスター数の上限があります。その理論的な最大数を超えるクラスター数を指定した場合には、レポートウィンドウに警告メッセージが表示されます。そして、現在のデータに対してあてはめることができるクラスター数の最大値までのモデルがあてはめられます。クラスターの理論的な最大数についての詳細は、最大クラスター数を参照してください。