グラフ内のデータの上にポインタを置くと、データ値を含むラベルが表示されます。このラベルは、グラフ上に常に表示されるように固定できます。これは、いくつかのラベルを比較したい場合、またはラベル情報を見せたい場合に便利です。グラフを保存すると、ラベルも保存されます。また、グラフを印刷すると、ラベルも印刷されます。
注: 分析をやり直した後も、このラベルは固定されたままの状態を保ちます。ただし、データに変更があった場合は、ラベルの位置を調整しなければならないことがあります。
図9.70 固定したラベル
ラベルを固定するには、ラベルが表示されるまでデータ点の上にポインタを置きます。ラベルの右上隅に表示される画鋲のアイコンをクリックします。その後、ラベルをドラッグして位置を調整できます。
ラベルを右クリックすると、表示形式に関する以下のオプションを選択できます。
背景色
選択した色をラベルの背景に適用します。
フレームの色
選択した色をラベルの枠およびタグラインに適用します。
テキストの色
選択した色をテキストに適用します。
塗りつぶし
背景色とフレームの色をラベルに適用します。デフォルトでオンになっています。
グラデーションの使用
背景色を上から下へ向かって薄い色から濃い色に変化させます。デフォルトでオンになっています。
フォント
選択したフォントファミリをテキストに適用します。デフォルトのフォントはJMPの[フォント]の環境設定で決まります。
固定したラベルを含むスクリプトでコンピュータに存在しないフォントが指定されている場合、そのスクリプトは動作しません。
テキストの追加
テキストをラベルの下部に追加します。
テキストの置換
ラベルのテキストを変更します。分析をやり直しても、ツールヒントには変更後のテキストが表示されます。
タグライン
ラベルとデータ点の間に線を引きます。この線には[フレームの色]が適用されます。
閉じる
ラベルを削除します。ラベルの右上隅にある[X]をクリックしてラベルを削除することもできます。
注: ラベルのデフォルトの表示形式に戻すには、ラベルを削除してから追加し直します。