R Connect( <named_arguments> )
説明
現在のR接続オブジェクトを戻す。Rへの接続が確立されていない場合は、R接続インターフェースを初期化し、アクティブなRインターフェース接続をスクリプト可能なオブジェクトとして戻します。
戻り値
スクリプト可能なオブジェクト
引数
Echo(Boolean)
(オプション)実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。(オプション)デフォルト値は1(真)。
R Control(Interrupt|Async(Boolean)|Echo(Boolean))
説明
Rの制御オプションを変更する。
R Execute( { list of inputs }, { list of outputs }, "rCode", <named_arguments> )
説明
現在のグルーバルなR接続に対して、第1引数のリストに指定されたJMP変数を送り、第3引数に指定されたRコードをサブミットする。第2引数のリストに指定されたR変数が、JMPに戻されます。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値
引数
{ list of inputs }
入力としてRに送られるJMP変数名のリスト
{ list of outputs }
Rから戻される出力を格納するJMP変数名のリスト
rCode
サブミットするRコードを示す引用符付き文字列
Expand(Boolean)
(オプション)この引数が1(真)の場合、Rにサブミットする前に、Rコードに対してEval Insert()を実行します。
Echo(Boolean)
(オプション)この引数が1(真)の場合、実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。デフォルト値は1(真)。
例
JMP変数xとyをRに送り、Rステートメントz <- x * yを実行し、そのR変数zをJMP側で取得します。
x = [1 2 3];
y = [4 5 6];
rc = R Execute( {x, y}, {z}, "z <- x * y" );
R Get( variable_name )
説明
Rの変数を、JMPで取得する。
戻り値
variable_nameで指定した変数の値。
引数
name
必須。値を取得するR変数の名前。
例
qbxという名前の行列と、dfという名前のデータフレームが、R上に存在するとします。
// R変数qbxの値を取得し、それをJMP変数qbxに代入
qbx = R Get( qbx );
// R変数dfのデータフレームを、JMP側でデータテーブルとして取得。それを、JMP変数dfで参照
df = R Get( df );
R Get Graphics( "format" )
説明
Rのグラフウィンドウに最後に出力されたグラフを、指定の形式で取得する。
戻り値
JMPピクチャーオブジェクト
引数
format
必須。使用するグラフィック形式。有効な形式は、"png"、"bmp"、"jpeg"、"jpg"、"tiff"、"tif"です。
R Get Version
説明
JMPのRインターフェースに使用されているRのバージョン番号を戻す。
R Init( named_arguments )
説明
JMPからRへの接続を、初期化する。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外
引数
Echo(Boolean)
(オプション)実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。デフォルト値は1(真)。
R Is Connected()
説明
Rへの接続が存在するかどうかを特定する。
戻り値
アクティブなR接続がある場合は1、そうでない場合は0を戻す。
引数
なし
R JMP Name to R Name( name )
説明
Rの命名規則に従い、JMP変数名を、対応するR変数名に変換する。
引数
name
Rに送るJMP変数の名前。
戻り値
Rでの命名規則に従った変数名を示す文字列
R Send( name, <R Name( name )>)
説明
JMPからRに変数を送る。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値
引数
name
(必須)Rに送るJMP変数の名前。
R Name(name)
(オプション)Rに送る変数に別の名前をつけることができる。次に例を示します。
R Send(Here:x, R Name("localx"))
Selected(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの選択された行のみをRに送ります。
Excluded(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの除外された行のみをRに送ります。
Labeled(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルのラベルのついた行のみをRに送ります。
Hidden(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの非表示の行のみをRに送ります。
Colored(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの色のついた行のみをRに送ります。
Markered(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルのマーカーのついた行のみをRに送ります。
Row States(Boolean, <named arguments>)
(オプション)名前付き。ブール値の引数とオプションの名前付き引数を指定する。JMPデータテーブルにおける行属性の情報を、「RowState」という列名のデータ列を追加して、Rに送ります。個別の設定をまとめて追加することによって、複数の行の属性を作成できます。個々の行属性を表す値は次のとおりです。
– Selected = 1
– Excluded = 2
– Hidden = 4
– Labeled = 8
– Colored = 16
– Markered = 32
Row States()引数の名前付き引数は次のとおりです。
Colors(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。行の色を送ります。「RowStateColor」という名前のデータ列を追加します。
Markers(Boolean)
(オプション)名前付き、ブール値。行のマーカーを送ります。「RowStateMarker」という名前のデータ列を追加します。
例
行列を変数Xに代入します。そして、その変数をRに送ります。
X = [1 2 3];
rc = R Send( X );
データテーブルを開き、その参照をdtに割り当てます。そして、そのデータテーブルを、現在の行属性も含めてR に送ります。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
rc = R Send( dt, Row States(1) );
R Send File( "pathname", <R Name("name")>)
説明
JMPからRに指定したデータファイルを送る。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値
引数
pathname
(必須)ファイルのパス名を含む引用符付き文字列。
R Name(name)
(オプション)Rに送るデータファイルに別の名前をつけることができる。
R Submit( "rCode", <named_arguments> )
説明
指定されたRコードを、R上で実行する(現在のグローバルなR接続に、サブミットする)。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値
引数
rCode
(必須)サブミットするRコードを示す引用符付き文字列。
Expand(Boolean)
(オプション)この引数が1(真)の場合、Rにサブミットする前に、Rコードに対してEval Insert()を実行します。
Echo(Boolean)
(オプション)この引数が1(真)の場合、実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。デフォルト値は1(真)。
Async(Boolean)
(オプション)この引数が1(真)の場合、Escキーを押すか、またはR接続に対してrconn<<Control( Interrupt( 1 ) )のメッセージを送ると、処理の途中でもキャンセルできる。デフォルト値は0(偽)。
例
rc = R Submit("\[
x <- rnorm(5)
print(x)
y <- rnorm(5)
print(y)
z = plot(x, y)
]\" );
R Submit File( "pathname" )
説明
pathnameで指定されたファイルに含まれるRコードを、R上で実行する。
戻り値
成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値
引数
pathname
実行するRコードを含むファイルのパス名を示す引用符付き文字列。
R Term()
説明
Rへの接続を終了する(アクティブなR接続インターフェースを終了する)。
戻り値
終了が成功した場合は0、そうでない場合は-1を戻す。
引数
なし