Repeat()関数は、第1引数のコピーを戻します。第2(ときには第3)引数は繰り返す回数です。これが1のとき、コピー回数は1回です。
第1引数が文字値またはリストのとき、結果はその文字のコピーになります。
Repeat( "abc", 2 );
"abcabc"
Repeat( {"A"}, 2 );
{"A","A"}
Repeat( {1, 2, 3}, 2 );
{1,2,3,1,2,3}
第1引数が数値または行列のとき、結果は行列になります。第2引数は行の繰り返し回数で、第3引数で列の繰り返し回数を指定できます。指定されている引数が2つだけの場合、列の繰り返し回数は1になります。
Repeat( [1 2, 3 4], 2, 3 );
[ 1 2 1 2 1 2,
3 4 3 4 3 4,
1 2 1 2 1 2,
3 4 3 4 3 4]
Repeat( 9, 2, 3 );
[ 9 9 9,
9 9 9]
Repeat関数は、SAS/IML言語の同じ名前の関数と互換性がありますが、SASのDATAステップ関数とは互換性がありません。DATAステップ関数は、この関数より1回多く繰り返します。