インタラクティブHTMLを使うと、動的なグラフが含まれたレポートを、JMPを使用していない人とも共有し、一緒にデータを探索することができます。JMPレポートはHTML 5形式のWebページとして保存でき、電子メールでの送信や、Web サイトへの掲載が可能です。ユーザはそれらのデータを、JMPで開いたときと同様に探索できます。
インタラクティブHTMLは、JMPの機能のうち次のような一部のものを備えています。
• ヒストグラムの棒を選択する、データの値を表示するなど対話式のグラフを探索する。
• 矩形をドラッグしてデータを選択する。
• レポートセクションの表示/非表示を切り替える。
• カーソルをレポートの上に置いてツールチップを表示する。
• マーカーのサイズを大きくする。
図7.15 インタラクティブHTMLでデータを選択
変数の水準値の順序、ヒストグラムの向き、背景色、データ点の色の指定など、グラフ内でカスタマイズした設定の多くはWebページに保存されます。保存時に閉じていたグラフやレポートは、ユーザが開かない限り、Webページ上でも閉じた状態で表示されます。