フレームボックスなどのグラフィックでは、Transparency関数を使って透明度のレベルを指定できます。引数には、0~1の範囲の数値を指定します。値が0の場合は透明になり、描画されません。値1の場合は、完全に不透明になります(通常の描画モード)。中間の値を指定すると、すでに描画されているグラフィック上に、半透明の色の層が作成されます。次のスクリプトでは、長方形の透明度を指定しています。
win = New Window( "透明度",
Graph Box(
Frame Size( 200, 200 ),
Pen Color( "gray" );
Fill Color( "gray" );
Transparency( 0.25 );
Rect( 0, 40, 60, 0, 1 );
Pen Color( "red" );
Fill Color( "red" );
Transparency( 0.5 );
Rect( 10, 60, 70, 10, 1 );
Pen Color( "green" );
Fill Color( "green" );
Transparency( 0.75 );
Rect( 50, 90, 90, 50, 1 );
Pen Color( "blue" );
Fill Color( "blue" );
Transparency( 1 );
Rect( 0, 80, 70, 70, 1 );
)
);
図12.20 透明度と長方形