正規混合分布の推定には、EMアルゴリズムが使われています。EMアルゴリズムは、Newton-Raphsonアルゴリズムよりも安定しています。また、Bayes法で正規化したEMアルゴリズムを採用しており、共分散行列が特異な場合でも最適化処理がスムーズに行われます。最終的な推定値は、初期値に強く依存します。JMPでは、ランダムに選択した点を中心点の初期値として多数のツアーを実行します。
ツアーの回数を増やすと、計算量が増え、特に大規模なデータを処理する場合は計算時間がかかります。そこで、設定パネルでツアーと反復の回数を指定できるようにしています。