伝達関数モデルをあてはめると、「モデルの比較」表にその伝達関数モデルが追加されます。「モデルの比較」表で[レポート]のチェックボックスがオンになっている伝達関数モデルについては、「伝達関数モデル」レポートが作成されます。「伝達関数モデル」レポートは、次のようなレポートで構成されます。
• モデルの要約
• パラメータ推定値
• 残差
• 対話式予測
• 反復計算の履歴
「モデルの要約」・「パラメータ推定値」・「残差」・「反復計算の履歴」に含まれる情報は、「時系列」レポートのものと同じです。これらのレポートの詳細については、モデルのレポートを参照してください。「パラメータ推定値」表の後にモデルの式が表示されます。式中のBは遅れ演算子です。
「対話式予測」レポートでは、「伝達関数モデルの指定」ウィンドウで指定された予測間隔に基づいて予測グラフが表示されます。予測値の予測区間が青色で表示されます。予測区間の信頼水準を変更するには、グラフの上にある「予測区間」ボックスに数値を入力します。
グラフ内の予測区間の期数を変更するには、プラス記号をドラッグします。予測区間における入力値を変更するには、[テーブルから入力を読み込む]ボタンを使うか、グラフ上の点を別の値にドラッグします。変更内容はグラフ上に描かれる予測にすぐに反映されます。
図17.14 「対話式予測」グラフ