データをデータテーブルに表示したら、グラフを作成したり、分析を実行したりできます。分析やグラフの機能は、「プラットフォーム」で提供されています。各プラットフォームは、[分析]と[グラフ]メニューから呼び出されます。これらを「プラットフォーム」と呼んでいるのは、単に静的な結果を出力するだけにとどまらないからです。プラットフォームの結果はレポートウィンドウに表示されますが、それらの結果は、元のデータテーブルや他の結果と相互にリンクしており、かつ、対話的に操作できます。
[分析]と[グラフ]メニューにあるプラットフォームには、分析やデータ探索のための様々な機能が用意されています。
グラフ作成や分析実行のおおまかな操作手順は次のとおりです。
1. データテーブルを開きます。
2. [グラフ]または[分析]メニューからプラットフォームを選択します。
3. プラットフォームの起動ウィンドウで必要事項を指定し、分析を設定します。
4. [OK]をクリックすると、グラフや分析結果がレポートウィンドウに表示されます。
5. レポートのオプションを使用してレポートをカスタマイズします。
6. 結果を保存および書き出して、他のユーザと共有します。
後述の各章では、これらの概念について詳しく解説していきます。
次の例では、単変量の分析を実行し、カスタマイズする方法を4つの手順で紹介します。ここでは、会社情報のサンプルデータ「Companies.jmp」を用いて、「利益($M)」の初歩的な分析を行ってみましょう。