計画に中心点を追加すると、曲面性をチェックし、因子領域の中心における予測誤差を減らすことができます。また、中心点を追加することにより、純粋誤差が計算でき、あてはまりの悪さ(LOF: Lack Of Fit)の検定が行えるようになります。
この例では、実験回数8回の計画に2つの中心点を追加します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Reactor 8 Runs.jmp」を開きます。
2. [実験計画(DOE)]>[拡張計画]を選択します。
3. 「反応率(%)」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
4. 「送り速度」、「触媒」、「攪拌速度」、「温度」、「濃度」を選択して、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. [追加する実験を別のブロックに入れる]を選択し、計画にブロック変数を追加します。
7. [中心点の追加]をクリックして、「2」と入力し、[OK]をクリックします。
8. [テーブルの作成]をクリックします。
図6.15 2つの中心点を追加した計画
中心点の実験を行ってデータを収集した後、モデルの曲線性に対する検定を行うことができます。