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公開日: 11/25/2021

データフィルタのアニメーション

アニメーション機能は、1つの変数の値を、順番に強調表示します。変数の値は、データテーブルで強調表示されます。グラフを作成した後に、「データフィルタ」のアニメーション機能を使えば、データの振る舞いが分かり、より興味深いグラフになります。

アニメーション機能を使用するには、「データフィルタ」の赤い三角ボタンをクリックし、[アニメーション]を選択します。次に、アニメーション表示する変数を選択します。フレームが強調表示されている変数がアニメーション用に選択されている変数です。

図9.13 「データフィルタ」と「ローカルデータフィルタ」のアニメーション設定パネル 

Animation Control Panel in the Data Filter and Local Data Filter Animation Control Panel in the Data Filter and Local Data Filter

「アニメーション設定」パネルには、次のコントロールがあります。

中央のボタン(Image shown here)はアニメーションを開始および停止します。アニメーションを開始すると、このボタンは停止ボタン(Image shown here)に変わります。デフォルトでは、アニメーションは、一番上の変数における最初の値から開始されます。

左向きの矢印(Image shown here)はアニメーションを1つ後ろに戻します。2つ以上後ろに戻したい場合は2回以上クリックします。

右向きの矢印(Image shown here)はアニメーションを1つ前に進めます。2つ以上前に進めたい場合は2回以上クリックします。

正方形のボタン(Image shown here)は「データフィルタ」ウィンドウの「アニメーション設定」パネルを閉じます。「アニメーション設定」パネルを再度表示するには、「データフィルタ」のタイトルバーから[アニメーション]を選択します。

ループボタン(Image shown here)を使用すると、繰り返して再生できます。このボタンはデフォルトでオンになっています。ループボタンをオフにすると、アニメーションは最初から最後まで1回だけ再生され、その後停止します。

録画ボタン(Image shown here)をクリックすると、アニメーションの録画が開始されます。録画が開始されると、このボタンは録画停止ボタンImage shown here)に変わります。

保存ボタン(Image shown here)をクリックすると、録画されたアニメーションを保存できます。

スライダを使って、アニメーションの表示速度を調整できます(「遅い」から「速い」)。

アニメーションのドロップダウンメニューには次のオプションが表示されます。

前進

アニメーションの向きを、最初から最後へと前進させます。

後進

アニメーションの向きを、最後から最初へと後進させます。

往復

アニメーションの向きを、前進させた後、後進させます。

データフィルタのWHERE節の保存

「データフィルタ」で使われている条件は、JSL(JMPスクリプト言語)のWhere節として保存できます。Where節を含むプログラムを実行すると、条件を満たす特定のデータ行を識別できます。「データフィルタ」では、選択された値に基づき、Where節を作成します。

[Where節を保存]メニューには、次のオプションがあります。

クリップボードへ

フィルタの条件からWhere節を作成し、それをクリップボードにコピーします。

行の属性列へ

フィルタの条件から、行属性へと変換する計算式の列を、データテーブルに作成します。

計算式列へ

データテーブル内に、フィルタ条件と同等の計算式を持つ計算式列を作成します。

データテーブルへ

フィルタの条件からWhere節を作成し、それをJSLコマンドとして、「フィルタ」という名前のテーブルプロパティとして現在のデータテーブルに保存します。

スクリプトウィンドウへ

フィルタの条件からWhere節を作成し、それを現在のスクリプトウィンドウに追加します。スクリプトウィンドウが開かれていない場合は、新しいスクリプトウィンドウを開きます。

ジャーナルへ

フィルタの条件からWhere節を作成し、それを現在のジャーナルに追加します。ジャーナルがまだない場合は新しいジャーナルを作成します。

Where節の保存の例

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。

2. [行]>[データフィルタ]を選択します。

3. 「年齢」「性別」「身長(インチ)」を選択して、[追加]をクリックします。

年齢が12歳か14歳で、身長が56インチから60インチの女子を全員選択します。

4. 12と14のブロックをクリックし、[F]ブロックをクリックします。

5. 「51」をクリックし、「56」と入力します。

6. 「70」をクリックし、「60」と入力します。

7. 「データフィルタ」の赤い三角ボタンをクリックし、[Where節を保存]>[スクリプトウィンドウへ]を選択します。

スクリプトウィンドウに、この例で作成されたWhere節が表示されます。

Select Where(
(:age == 12 | :age == 14) & :sex == "F" & (:height >= 56 & :height <= 60)
);
より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).