「カテゴリカル」の自由回答オプションを使用すると、「テキストエクスプローラ」レポートが呼び出されます。「カテゴリカル」の自由回答オプションを呼び出すスクリプトは、「テキストエクスプローラ」プラットフォームを使用するように修正する必要があります。
データセットに順位(たとえば、5点段階評価など)が関係している場合に、上位2段階など、特定のグループに含まれる応答の割合を調べたいことがあります。そのようなグループ分けは、データテーブルの該当列に「上位カテゴリ」という列プロパティを定義することで行えますが、「カテゴリカル」にて「上位カテゴリ」スクリプトオプションを使っても定義できます。
次の例は、「Floss Delimited 2」という新しい列を作成し、「Before Sleep」および「Wake」という2つの値を含む上位カテゴリ(「Sleep Related」)を追加します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << New Column( "デンタルフロス カンマ区切り 2",
Character,
Set Property(
"上位カテゴリ",
{Group( "睡眠前や睡眠後", {"Before Sleep,", "Wake,"} )}
), ...);
データテーブルの左側にある「列」パネルを下方向にスクロールして、新しい「デンタルフロス カンマ区切り 2」列を表示します。列プロパティが設定されていることを示すをクリックし、[上位カテゴリ]を選択します。2つの値を含む「睡眠前や睡眠後」上位カテゴリが表示されます。
「カテゴリカル」の起動コマンドでも上位カテゴリを指定できます。プロパティは、列名の後の括弧の中にリストします。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << Categorical(
Supercategories(
:デンタルフロス カンマ区切り(
{Group( "睡眠前や睡眠後", {"Before Sleep,", "Wake,"} )}
)
),
Multiple Response( :デンタルフロス カンマ区切り )
);
「カテゴリカル」レポートを見ると、「睡眠前や睡眠後」カテゴリに203個のケースがあることがわかります。この上位カテゴリを作成せずに「カテゴリカル」プラットフォームを実行した場合は、「Before Sleep」と「Wake」が別々のカテゴリとなり、それぞれに143個と60個のケースが表示されます。
上位カテゴリの詳細については、『消費者調査』の上位カテゴリを参照してください。