「分布の比較」のグラフで、デフォルトで使われているスケールは、線形スケールです。ここでは、Fréchet分布のスケールに変更してみましょう。1
1. 「寿命の一変量」プラットフォームの例のステップ1~ステップ5に従ってください。
2. 「分布の比較」レポートにおける「スケール」列で、[Frechet]を選択してください。
3. 「寿命の一変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[信頼区間の種類]>[時点別]を選択します。
図3.14 Fréchetのスケールで表示したノンパラメトリック推定値
Fréchetのスケール上では、ノンパラメトリック推定値がほぼ直線に近くなっています。このことから、「データはFréchet分布に従っている」と仮定するのは妥当でしょう。
4. 「スケール」列の[最小極値]を選択します。
ノンパラメトリック推定値が直線に沿わなくなります。つまり、最小極値分布は適切でないことがわかります。
図3.15 最小極値のスケールで表示したノンパラメトリック推定値
1 異なるスケールを使用することは、さまざまな種類の確率紙に分布を描く作業といえます。