ここでは、「2水準のスクリーニングプラットフォーム」によって選択されたモデルにおいて効果の親子関係(effect heredity)が成立していない例を紹介します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Plackett-Burman.jmp」を開きます。
2. [実験計画(DOE)]>[古典的な計画]>[2水準スクリーニング]>[2水準スクリーニングのあてはめ]を選択します。
3. 「反応率(%)」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「送り速度」から「濃度」までを選択し、[X]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
図10.7 モデルの対比
「触媒*攪拌速度」の交互作用は強調表示されていますが、「攪拌速度」の主効果は強調表示されていません。効果の親子関係の原則に従う場合には、以下の手順に従って「攪拌速度」の主効果をモデルに追加してください。効果の親子関係を参照してください。
6. [モデルの作成]をクリックします。
7. 「攪拌速度」を選択し、「モデル効果の構成」パネルで[追加]をクリックします。
8. [実行]をクリックします。
図10.8 「モデルのあてはめ」レポート(一部)
「p値」の列を見ると、「攪拌速度」と「温度」の値の右側に「^」の記号が表示されています。これらの効果は、それら自体は有意でないものの、それらよりもより有意な高次の効果が存在することを示しています。