データの表示方法は、棒グラフ、折れ線グラフ、ヒストグラムなど、各要素のアイコンをクリックして変更できます。
図3.22 要素の種類のアイコン
メモ: 適用できる要素の種類は、選択されている変数のタイプやゾーンによって異なります。適用できない種類の要素は淡色表示になります。
グラフに追加された各要素について、それぞれ左側のプロパティ領域にアウトラインが表示されます。ここで、各要素のプロパティを指定したり変更したりできます。
図3.23 「点」と「平滑線」が表示されたプロパティ領域
また、グラフを右クリックすると、グラフの要素を変更したり、カスタマイズしたりすることもできます。
複数の要素を選択して重ね合わせるには、Shiftキーを押したまま要素をクリックします。または、要素を1つずつグラフ内にドラッグすることもできます。
図3.24 [点]、[平滑線]、[楕円]、[等高線]を表示したグラフ
点を表示したグラフの大部分では、点の上にカーソルを置くと、該当する行の情報がラベルとして表示されます。そのラベルの上にカーソルを置いて右クリックすると、さらにオプションが表示されます。ラベルをピンでグラフに固定する、ラベルの内容をコピーする、ラベルを閉じる、などが可能です。また、ラベルの右上にあるピンのアイコンをクリックして、ラベルを固定することもできます。『JMPの使用法』のグラフ内のホバーラベルの固定を参照してください。
非表示の行と除外されている行とでは、行の状態が異なります。
• 行を非表示にすると表示に影響しますが、分析の結果には影響しません。
• 行の除外は分析の結果に影響します。
グラフでは大抵、表示に分析値(データから計算された値)が含まれます。そのため、通常、行を除外した場合は、グラフそのものや、グラフの一部として含まれている分析結果が影響を受けます。行を非表示にした場合は通常、グラフの表示だけがその影響を受けます。
たとえば、点とあてはめ線があるグラフについて考えてみましょう。
• 行を非表示にした場合、これらの行はあてはめ線を得るための計算に含まれますが、プロットはされません。
• 行を除外した場合、それらの行は計算からも表示からも除外されます。
これらの2通りのシナリオでは、表示される点の数は同じですが、あてはめ線は異なるということになります。
グループを表すグラフでは、1つのグループ内のすべての行が非表示になっている場合は、そのグループ自体がグラフ内で表示されなくなります。