データ |
ここでは、1980~1990年に記録された米国ノースカロライナ州の都市ローリーの月間最高気温データを扱います。 |
手法 |
この例では、時系列データの予測をグラフに描きます。 |
目標 |
この例の目標は、翌年の月間最高気温を予測することです。 |
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Time Series」フォルダにある「Raleigh Temps.jmp」を開きます。
2. [グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。
3. 「月/年」を選択し、「X」ゾーンにドラッグします。
4. 「気温」を選択し、「Y」ゾーンにドラッグします。
5. [回帰直線]アイコンをクリックします。
6. 「回帰直線」プロパティパネルで、以下の操作を行います。
– 「あてはめ」リストから「時系列」を選択します。
– 「季節期間」のボックスに「12」と入力します。
– 「予測する期数」のボックスに「12」と入力します。
これで、12か月間の予測を得ることができます。データは1990年で終わっているため、1991年の1年間が予測されます。
7. X軸を右クリックし、[軸の設定]を選択します。
– 「目盛り/棒の間隔」で、「目盛り間隔」を「1」に変更します。
– 「目盛り/棒の間隔」で、「ラベルの階層」を「2」に変更します。
– 「軸ラベル」の「ラベル 行1」で、「ラベル」の[小]チェックボックスをオンにします。
– [OK]をクリックします。
8. (オプション)予測値、予測区間の上側の点および下側の点をデータテーブルの新しい列として保存するには、「回帰直線」の赤い三角ボタンをクリックし、[計算式の保存]を選択します。
9. [終了]をクリックします。
図4.27 最大月間気温の予測プロット
このグラフは、予測期間まで及ぶ時系列作用を推定するためのデータ点を示しています。このグラフについて以下の点に注意してください。
• 青い実線は、予測値を表しています。青い陰影領域は、予測値に関する95%信頼区間です。
• 最後のデータ点から12か月間である1991年に対しても、予測値が求められています。その予測期間はプロットの一番右側に位置しています。この予測期間には、実測値はありません。
• 1991年の予測最高気温のピークは7月にあり、その予測値は90°Fです。この予測値に対する信頼区間は、約83°F~96°Fです。この信頼区間は、下限値と上限値に挟まれた青色で塗られた領域です。
• グラフ内の上部に書いてあるテキストは、あてはめられたモデルの種類、そのモデルのパラメータ値、および、欠測値に関する情報を示しています。このテキストをグラフから削除するには、「直線回帰」プロパティパネルにある[予測モデル]チェックボックスをオフにします。