ここでは、「Pogo Jumps.jmp」データテーブルを使用します。これは、1985年の香港ホッピング選手権に参加した上位7選手のデータを脚色したものです(出典はAitchison 1986)。ホッピングでは、「yat」、「yee」、「sam」の3つの連続したジャンプの合計飛距離が測定されます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Pogo Jumps.jmp」を開きます。
2. [グラフ]メニューの[三角図]をクリックします。
3. 「Yat」、「Yee」、「Sam」を選択し、[X, プロット]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
図11.2 三角図の例
プロットされた点の正確な座標値を調べるには、十字ツールを使います。
図11.3 十字ツールの使用
3段階のジャンプがどのように合計飛距離を構成しているかを調べるため、各選手の点にそれぞれ異なった色とマーカーを割り当ててみましょう。
1. プロット上で右クリックし、[行の凡例]を選択します。
2. 列名のリストで「選手名」を選択します。
「色」は自動的に[JMP標準]に設定されます。
3. 「マーカー」メニューから[標準]を選択します。
4. [OK]をクリックします。
図11.4 「選手名」で色分けした「Pogo Jumps(ホッピング)」データ
ほとんどの選手は、合計距離の構成という点で安定しています。しかし、「Jao」と「Ko」の両選手には、それぞれ目立つジャンプが1つあります。たとえば、「Jao」選手のジャンプのうち3回は、「Yat」が合計距離のおよそ50%を占めていますが、残りの1回では、「Yat」は30%程度です。このジャンプは、他のジャンプと一貫していません。「Ko」選手のジャンプについても同じようなことが言えます。