単純なアプリケーションであれば、アプリケーションビルダーで簡単に作成できます。単純なアプリケーションの1つには、レポートやグラフなどの複数のオブジェクトを、同一のウィンドウに配置したものがあります。
ここでは、「一変量の分布」レポートを表示するアプリケーションを作成します。この例では、起動ウィンドウで変数を選択しなくても、事前に指定された変数によって処理が実行されます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。
2. 「一変量の分布」テーブルスクリプトを実行してレポートを生成します。
3. [ファイル]>[新規作成]>[アプリケーション](macOSの場合は[ファイル]>[新規]>[アプリケーションの新規作成])を選択します。
4. 「空白のアプリケーション」のテンプレートをクリックします。
新しい空白のアプリケーションが表示されます。左側のペインに「一変量の分布」レポートがあることがわかります。
図16.2 「ソース」パネルに表示された「一変量の分布」レポート
5. 「ソース」パネルにある「一変量の分布」レポートをアプリケーションワークスペース([Module1]タブの空白エリア)にドラッグします。
6. 「アプリケーションビルダー」の赤い三角ボタンメニューをクリックし、[アプリケーションの実行]を選択します。
「一変量の分布」レポートが、新しいウィンドウに表示されます。ヒストグラムは、対話的で、データテーブルと関連付けられています。分析対象のデータが更新された場合は、アプリケーションを再実行すると、「一変量の分布」レポートも更新されます。
図16.3 単純なアプリケーションの例