仮想結合したデータテーブルのデータを別のユーザと共有したい場合は、データをマージしてデータテーブルを永久に結合した方がよいかもしれません。この方法を使えば、メインと補助という2つのデータテーブルではなく、1つのデータテーブルが作成されるため便利です。
参照データをマージすると、補助データテーブルからメインデータテーブルにデータがコピーされます。その後、メインデータテーブルを保存すると、コピーされたデータも保存されます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Pizza Profiles.jmp」と「Pizza Responses.jmp」を開きます。
2. 「Pizza Profiles.jmp」の「ID」列を右クリックし、[リンクID]を選択します。
3. 「Pizza Responses.jmp」で「選択肢1」、「選択肢2」、および「選択」列を選択し、右クリックして[リンク参照]>[Pizza Profiles.jmp]を選択します。
選択した列が「Pizza Profiles.jmp」の[ID]列にリンクされます。
図6.40 仮想結合したデータテーブルで選択されている列
4. 「Pizza Responses.jmp」で、「選択肢1」列を選択します(まだ選択されていない場合)。
メモ: 列を選択しなかった場合は、すべての列がマージされるデータに含まれます。
5. データテーブルの名前の横にある赤い三角ボタンをクリックし、[参照されているデータをマージ]を選択します。
図6.41 参照されているデータをマージ
選択された列がマージされたという旨のメッセージが表示されます。「列」リストを見てみると、「選択肢1」の青い仮想結合アイコンが消えていることがわかります。「リンク参照」列プロパティが削除されました。
図6.42 マージされたデータ
「列」パネルでリンクされた列の上にカーソルを置くと、リンク先のデータテーブルを示すヒントが表示されます。
図6.43 リンク先の列を含むデータテーブル