反復測定の例

この例では 「Presidential Elections.jmp」を使用します。このデータには、1980年～2012年の米国の大統領選挙の各州における結果が含まれています。このデータテーブルに含まれているデータを反復測定データと見なして分析してみましょう。

1. ［ヘルプ］>［サンプルデータライブラリ］を選択し、「Presidential Elections.jmp」を開きます。

2. ［分析］>［消費者調査］>［カテゴリカル］を選択します。

3. ［関連］タブを選択します。

4. 「1980年の勝者」から「2012年の勝者」までを選択し、［関連］タブの［反復測定］をクリックします。

5. ［OK］をクリックします。

6. レポートウィンドウの下の方にある「遷移レポート」のグレーの開閉アイコンをクリックして、遷移レポートを開きます。

図3.34 反復測定の「遷移レポート」 

「遷移レポート」は反復測定分析に特有のものです。このレポートには、度数と、2つの時点間における遷移率が含まれています。1980～1984年では、「民主党」から「共和党」に遷移した州が5つあり、その遷移率は0.8333（6州のうち5州）です。それらの5州は、1980年には「民主党」を選んでいますが、1984年には「共和党」を選んでいます。2008～2012年では、28州の「民主党」州のうち「共和党」に遷移した州が2つあり、その遷移率は0.0714です。他のすべての州は、2008年と2012年の両方の選挙で同じ党が選ばれています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).