この例では、「Consumer Preferences.jmp」サンプルデータを使用します。このデータには、一般的な事柄に対する意見や態度が含まれています。「被雇用期間」グループによって、「仕事熱心である」かどうかの分布が異なるかどうかを調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Consumer Preferences.jmp」を開きます。
2. [分析]>[消費者調査]>[カテゴリカル]を選択します。
3. 「仕事熱心である」を選択して、[単純]タブの[応答]をクリックします。
4. 「被雇用期間」を選択して、[X, グループ化カテゴリ]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「仕事熱心である By 被雇用期間」の赤い三角ボタンをクリックし、「文字の表示」を選択します。
7. 「仕事熱心である By 被雇用期間」の赤い三角ボタンをクリックし、「比較の設定」を選択します。
8. 「A/B, B/C, C/D」と入力し、[OK]をクリックします。
9. 「カテゴリカル」の赤い三角ボタンをクリックして、[応答の等質性に対する検定]を選択します。
図3.28 比較の設定の例
応答の等質性に対する検定では、グループAとグループB、グループBとグループC、そしてグループCとグループDを比較しています。グループB(5~10年)の回答者は、グループC(10~20年)に比べ、「仕事熱心である」という質問に同意する割合が高くなっています。Pearsonのp値が0.0136であるため、これらの割合には有意な差があると言えます。