「Fitness.jmp」データテーブルには、エアロビクスに関する調査の結果が含まれています。エアロビクスを行っているときの体の状態を評価するには、トレッドミル上で特定の距離を走った人の酸素摂取量を測定すればいいでしょう。しかし、もっと手軽な項目から酸素摂取量を予測できる計算式があれば、手間がかからず、経済的です。このような予測式を求めるために、31人の参加者に1.5マイルを走ってもらい、年齢、体重、走行時間、脈拍のデータを取りました。
メモ: これはRawlings(1988, p. 105)によるデータですが、手法の説明をわかりやすくするため、「最大脈拍」および「走行時の脈拍」の値の一部を変更しています。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Fitness.jmp」を開きます。
2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3. 「酸素摂取量」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「体重」、「走行時間」、「走行時の脈拍」、「休息時の脈拍」、「最大脈拍」を選択し、[追加]をクリックします。
5. 「手法」として[ステップワイズ法]を選択します。
図5.1 入力が完了した「モデルのあてはめ」起動ウィンドウ
[検証]ボタンは、JMP Proでのみ使用できます。
6. [実行]をクリックします。
図5.2 ステップワイズのレポートウィンドウ
酸素摂取量を精度良く予測できる式を見つけるには、多数の回帰モデルを比較する必要があります。ステップワイズのレポートには、様々なモデルを確かめるためのオプションが用意されています。