「単純Bayes」プラットフォームを起動するには、[分析]>[予測モデル]>[単純Bayes]を選択します。
図8.6 「単純Bayes」起動ウィンドウ
「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。
「単純Bayes」起動ウィンドウには、以下のオプションがあります。
Y, 目的変数
カテゴリカルな応答変数(目的変数)の列。この列の値が、分析対象のクラスとなります。
X, 説明変数
カテゴリカルまたは連続尺度の説明変数の列。
重み
分析において各行の重みとして使用される数値を含む列。
度数
分析において各行の度数として使用される数値を含む列。
検証
検証セットを定義する数値列。この列には最大3つの異なる値が含まれていなければなりません。
– 検証列に一意な値が3つある場合は
最小値のある行が、学習セットとして用いられます。
中間値のある行が、検証セットとして用いられます。
最大値のある行が、テストセットとして用いられます。
– 検証列に一意な値が2つしかない場合は、データは学習セットと検証セットの2つに分割されます。
– 検証列に4つ以上の水準がある場合は、小さい方から3つの値を含む行が使われます。その他の行はすべて分析から除外されます。
「単純Bayes」プラットフォームでは、検証列を使ってモデルを学習・評価します。検証については、JMPのモデル化での検証を参照してください。
「列の選択」リストで列を選択せず、[検証]ボタンをクリックすると、データテーブルに検証列を新規作成することができます。「検証列の作成」機能の詳細については、検証列の作成を参照してください。
By
別々に分析を行いたいときに、そのグループ分けをする変数を指定します。指定された列の水準ごとに、別々に分析が行われます。各水準の結果は別々のレポートに表示されます。複数のBy変数を割り当てた場合、それらのBy変数の水準の組み合わせごとに個別に分析が行われます。
検証データの割合
データ全体のうち検証に用いるデータの割合。
メモ: 起動ウィンドウで検証列も「検証データの割合」も指定せず、除外されている行がある場合は、それらの行が検証セットとして扱われます。検証の詳細については、JMPのモデル化での検証を参照してください。