「アップリフト」プラットフォームを起動するには、[分析]>[消費者調査]>[アップリフト]を選択します。
図6.4 「アップリフト」プラットフォームの起動ウィンドウ
「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。
Y, 目的変数
分析する列を1つ以上指定します。
X, 説明変数
説明変数として使用する列を1つ以上指定します。
処置
カテゴリカルな処置列を指定します。3水準以上の処置列を指定した場合は、最初の水準が1つの処置水準、残りのすべての水準は2番目の水準と合わせてもう1つの処置水準として扱われます。
重み
データテーブル内の各オブザベーションに対する重みを含んでいる数値タイプの列を指定します。重みが0より大きい行だけが分析に用いられます。
度数
度数の変数を割り当てます。要約されたデータの場合にこの役割を指定します。
検証
検証セットを定義する数値列を割り当てます。この列には最大3つの異なる値が含まれていなければなりません。
– 検証列の値が2つしかない場合は、小さい方の値が学習セット、大きい方の値が検証セットとして扱われます。
– 値が3つある場合は、値の小さい方から順に、学習セット、検証セット、テストセットとして扱われます。
– 検証列に4つ以上の水準がある場合、検証セットは小さい方から3つの値を含む行によって定義されます。その他の行はすべて分析から除外されます。
「アップリフト」プラットフォームは、検証列を使用してモデルを学習・調整するか、またはモデルを学習・調整・評価します。検証の詳細については、『予測モデルおよび発展的なモデル』のJMPのモデル化での検証を参照してください。
「列の選択」リストで列を選択せず、[検証]ボタンをクリックすると、データテーブルに検証列を新規作成することができます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の検証列の作成を参照してください。
By
By変数の水準ごとに個別のレポートが作成されます。複数のBy変数を指定した場合は、By変数の水準のすべての組み合わせごとにレポートが作成されます。
検証データの割合
データ全体のうち検証セットとして使用するデータの割合です。0~1の数値を入力します。
欠測値をカテゴリとして扱う
説明変数がカテゴリカルな場合、このチェックボックスをオンにすると、欠測値を個別のカテゴリとして処理できます。説明変数が連続尺度の場合は、欠測値が同一の数値をもつものとして扱われます。
順序尺度列の順序を保つ
このチェックボックスをオンにすると、順序尺度の列において、順序を保つ分岐だけが考慮されるようになります。