[直線性]オプションは、基準変数をX変数、バイアスをY変数として使用し、回帰分析を行います。この分析では、部品の大きさ(サイズ、寸法)とバイアスとの関係が調べられます。傾きが0に等しくなるのが理想的です。もし傾きが0とは有意に異なっているのであれば、部品の実際の大きさ(すなわち、基準として厳密に測定された測定値)と測定バイアスの間に有意な関係があると結論できます。
[直線性]オプションは、起動ウィンドウで[基準]変数を指定した場合にのみ選択できます。
レポートには次の情報が表示されます。
• 基準ごとのバイアスの要約統計量。
• 「直線の傾きが0である」に対する検定の分散分析表。
• 傾き(直線性)や切片(バイアス)などの直線のパラメータ。切片の検定は、傾きの検定で「傾きが0である」という仮説が棄却されなかった場合のみ、実用的な意味があります。
• 回帰式は、グラフの下に表示されます。
「直線性分析」の赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。
α水準の設定
バイアスの信頼区間で使用しているα水準を変更できます。
グループごとの直線性
起動ウィンドウで[X, グループ変数]に指定した変数の水準ごとに、個別の直線性プロットを作成します。