As List(matrix)
説明
行列をリストに変換する。行列に複数の行がある場合は、行ごとのリストを含むリストを戻します。
戻り値
リスト
引数
matrix
任意の行列。
Concat Items({string1, string2, ...}, <delimiter>})
説明
引用符付き文字列のリストを、1つの文字列に変換する。各文字列は、区切り文字で区切られます。区切り文字を指定しなかった場合は、スペースで区切られます。
戻り値
連結した引用符付き文字列
引数
string
任意の引用符付き文字列。
delimiter
(オプション)各項目間に挿入される引用符付き文字列。delimterには、2文字以上指定することもできます。
例
str1 = "いち";
str2 = "に";
str3 = "さん";
comb = Concat Items({str1, str2, str3});
"いち に さん"
comb = Concat Items({str1, str2, str3}, " : ");
"いち : に : さん"
del = ",";
comb = Concat Items({str1, str2, str3}, del);
"いち,に,さん"
Eval List({list})
説明
list内の式を評価する。
戻り値
評価後の式を含むリスト
引数
list
有効なJSL式のリスト。
Insert(source, item, <position>)
Insert(source, key, value)
説明
ソース(source)の指定箇所(position)に新しい項目(item)を挿入する。positionの指定を省略したときは、項目は最後尾に挿入されます。
連想配列の場合、ソース(source)の連想配列にキー(key)を追加し、それに値(value)を割り当てる。sourceにすでにkeyがある場合は、新しいvalueで置き換えられます。
必須の引数
source
引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、または連想配列。
item|key
sourceの中に挿入する任意の値。連想配列の場合、source内にkeyがない場合もあります。
value
keyに割り当てる値。
オプションの引数
position
(オプション)source内のitemの挿入位置を示す数値。
Insert Into(source, item, <position>)
Insert Into(source, key, value)
説明
Insert関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。
引数
source
引用符付き文字列、リスト、ベクトル、ディスプレイボックス、式、または連想配列を含む変数。
item|key
sourceの中に挿入する任意の値。連想配列の場合、source内にkeyがある場合もあります。
position
(オプション)source内のitemの挿入位置を示す数値。
value
keyに割り当てる値。
Is List(x)
説明
評価後の引数がリストのときは1、そうでなければ0を戻す。
Items(string, <delimiter>, <Include Boundary Delimiters(Boolean)>)
説明
引数delimiterのいずれかの1文字で区切られた(空白も含む)引用符付き文字列のリストを戻す。
引数
string
評価する引用符付き文字列。
Delimiter
(オプション)区切りとして使用する文字。delimiterがない場合は、ASCIIスペースが区切り文字になります。delimiterを空白の引用符付き文字列とした場合、1文字1文字がそれぞれ個別の項目とみなされます。
Include Boundary Delimiters(Boolean)
(オプション)文字列の始まりと区切り文字の間の空白の文字列を戻す。
例
Items( "http://www.jmp.com", ":/." );
{"http", "", "", "www", "jmp", "com"}
Items(",toy,", ",");
{"toy"}
Items(",toy,", ",", Include Boundary Delimiters( 1 ));
{"", "toy", ""}
/* 引用符付き文字列の始まりとカンマ(区切り文字)の間にテキストがないため、空白の文字列が戻される。文字列の終わりにある区切り文字も同様。*/
List(a, b, c, ...)
{a, b, c, ...}
説明
一連の項目を持つリストを作成する。
N Items(source)
説明
指定されたソース(source)内の要素数を数える。
戻り値
リストまたはディスプレイボックスの場合は、リストまたはディスプレイボックスの中の項目の数。連想配列の場合は、キーの数。行列の場合は、行列の要素の数。名前空間の場合は、名前空間内の関数および変数の数。クラスオブジェクトの場合は、メソッド、関数、変数の数。
引数
source
リスト、連想配列、行列、ディスプレイボックス、または名前空間。
Remove(source, position, <n>)
Remove(source, {items})
Remove(source, key)
説明
指定の場所(position)から数えてn番目の項目を削除する。nが指定されていない場合、positionにある1項目だけを削除します。positionとnが指定されていない場合、最後の1項目だけを削除します。連想配列の場合、キー(key)およびその値を削除します。
戻り値
項目が削除されたソース(source)のコピー
引数
source
引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、または連想配列。
positionまたはkey
リストまたは式における特定の項目の位置を指す整数(または整数のリスト)。
n
(オプション)削除する項目の個数を指定する整数。
Remove From(source, position, <n>)
Remove From(source, key)
説明
Remove関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。nが指定されていない場合、positionにある1項目だけを削除します。positionとnが指定されていない場合、最後の1項目だけを削除します。連想配列の場合、キー(key)およびその値を削除します。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。
戻り値
ソース(source)から削除された項目のリスト
引数
source
引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、ディスプレイボックス、連想配列。
positionまたはkey
リストまたは式における特定の項目の位置を指す整数(または整数のリスト)。
n
(オプション)削除する項目の個数を指定する整数。
Reverse(source)
説明
ソース(source)の要素や項目の順序を逆にする。
引数
source
引用符付き文字列、リスト、行列、式。
Reverse Into(source)
説明
ソース(source)の要素や項目の順序を逆にし、結果をsourceに格納する。
引数
source
引用符付き文字列、リスト、行列、ディスプレイボックス、式。
Shift(source, <n>)
説明
ソース(source)の最初の1つまたはn個の項目を末尾に移動する。
引数
source
引用符付き文字列、リスト、行列、式。
n
(オプション)移動する項目の個数を指定する整数。正の値を指定すると、項目をソース(source)の冒頭から末尾へ移動します。負の値を指定すると、項目をソース(source)の末尾から冒頭へ移動します。デフォルト値は1です。
Shift Into(source, <n>)
説明
Shift関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。
引数
source
引用符付き文字列、リスト、行列、ディスプレイボックス、式。
n
(オプション)移動する項目の個数を指定する整数。正の値を指定すると、項目をソース(source)の冒頭から末尾へ移動します。負の値を指定すると、項目をソース(source)の末尾から冒頭へ移動します。デフォルト値は1です。
Sort List({list }|expr)
説明
リスト(list)または式(expr)の要素や項目を並べ替える。
Sort List Into({list }|expr)
説明
Sort List関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。リスト(list)や式(expr)はL-value(左辺に指定できるもの)でなければなりません。
Substitute(string, "substring", "replacementString", ...)
Substitute({list }, listItem, replacementItem, ...)
Substitute(Expr(sourceExpr), Expr(findExpr), Expr(replacementExpr), ...)
説明
検索と置換を行う。第1引数で指定したソース内から、第2引数で指定した特定の部分を検索し、第3引数で指定した項目で置換します。
引用符付き文字列の場合、ソース文字列(string)内の部分文字列(substring)に一致する部分を、すべて置換文字列(replacementString)に置換します。
リストの場合、ソースリスト(list)内のリスト項目(listItem)に一致する部分を、すべて置換項目(replacementItem)に置換します。
式の場合、ソース式(sourceExpr)内の検索式(findExpr)に一致する部分を、すべて置換式(replacementExpr)に置換します。ただし、すべての式を、Expr()関数の中に含める必要があります。
引数
string, list, sourceExpr
置換を行う対象の引用符付き文字列、リスト、行列、式。
substring, listItem, findExpr
検索する引用符付き文字列、リスト項目、式。
replacementString, replacementItem, replacementExpr
置換後の引用符付き文字列、リスト項目、式。
Substitute Into(string, substring, replacementString, ...)
Substitute Into(list, listItem, replacementItem, ...)
Substitute Into(Expr(sourceExpr), Expr(findExpr), Expr(replacementExpr), ...)
説明
Substitute()と同様に検索と置換を行うが、結果を元の変数に格納する。第1引数で指定したソース内から、第2引数で指定した特定の部分を検索し、第3引数で指定した項目で置換します。第1引数はL-value(左辺に指定できるもの)でなければなりません。
引用符付き文字列の場合、ソース文字列(string)内の部分文字列(substring)に一致する部分を、すべて置換文字列(replacementString)に置換します。
リストの場合、ソースリスト(list)内のリスト項目(listItem)に一致する部分を、すべて置換項目(replacementItem)に置換します。
式の場合、ソース式(sourceExpr)内の検索式(findExpr)に一致する部分を、すべて置換式(replacementExpr)に置換します。ただし、すべての式を、Expr()関数の中に含める必要があります。
引数
string, list, sourceExpr
置換を行う対象の引用符付き文字列、リスト、行列、式。
substring, listItem, findExpr
検索する引用符付き文字列、リスト項目、式。
replacementString, replacementItem, replacementExpr
置換後の引用符付き文字列、リスト項目、式。
Words(string, <delimiter>)
説明
引数の引用符付き文字列(string)から単語を抽出する。区切り文字(delimiters)を指定すると、文字列を各単語に区切る際に、その文字が使われます。デフォルトの区切り文字はASCIIスペースです。複数の区切り文字を指定した場合、指定したすべての文字が区切り文字とみなされます。delimを空白とした場合、1文字1文字がそれぞれ個別の項目とみなされます。
例
Words( "the quick brown fox" );
{"the","quick","brown","fox"}
Words( "Doe, Jane P.",", ." );
{"Doe","Jane","P"}